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「っ、た…どうしたの?」

「…別に?タルタリヤ、鍵閉めてきて。」

ショウに手を引かれて歩いてばかりのような気がする…。

子供扱いされてるのかな?そういえば歳はいくつなんだろ?

「ショウは今、何歳?」

二人で後部座席に乗り込み、シートベルトを着けながら問い掛ける。

「…二十歳。Aは?」

「あ、私と同い年。」

「ディルックは24で、タルタリヤは「22!え、俺が運転すんの?」」

面倒そうに運転席に座って頬を膨らませた。

「たまには運転しろよ。」

「…わかったよ、もう〜。」

エンジンをかけ、「行きまーす。」と車は走り出した。


「A、何か必要な物はないのか?」

「…私?」

「その、下着…とか。」

ショウは照れ臭そう視線を反らし、何かを渡してくる。

「えっ、こんなの渡されても困るよ。」

クレジットカードを手に握らされ、私は戸惑った。

下着は…無いけど、人のカードで買い物なんて怖くて出来ない。

「はぁ…わかった。付き合うから好きな所に行け。」

広いショッピングモールの地図を指差し、ダルそうに伸びをする。

「私のは何も「遠慮するな。これは俺からのプレゼント…そう思えば良いだろ?」」

「でも「でも、でも…。いいから買え。俺が気になる!」」

「っ、わかった…。」

大きな目で睨まれると迫力があって頷いてしまった…。

蛇に睨まれた蛙ってこんな感じなのかな??


洋服に日用品を買ってもらい、今は下着屋さんに居る私。

さすがに一緒に入れないとショウはタルタリヤさんと合流してお茶してる。

また安易にクレカを渡そうとしてきて躊躇すると財布を投げ渡されてしまった。

「…高いなぁ…。」

別に誰に見せる訳でもないし、安いので良いんだけど。

セール!の札が付いたワゴンをぶ物色していると「もっと良いの買えば?」と声を掛けられた。

「えっ、タルタ「はーい。遅いから様子を見に来たよ〜。」」

ヒラッと手を振り、ウインクをして微笑んでいる。

「こ、ここ下着屋「俺は平気なタイプ。と、それ小さくない?」」

手に持つブラのタグを確認し、首を傾げた。

「多分…小さくはないと思うんですけど。」

「あー、サイズ測ってもらお?すみませーん!」

タルタリヤさんは店員さんを呼び、私は試着室へ連れていかれる。

「どうだった?」

「さ、サイズ違いました。」

「小さなブラで締め付けてると血行悪くなるし、良い事ないよ。」

その後は店員さんに勧められるまま下着を数点購入したのでした…。

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作者名:更新遅めvoice | 作成日時:2022年7月14日 19時

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