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「合格だね」
『とーぜん』
根津に合格した証にと教員免許証を手渡されたAはそれをそのままポケットにしまった。
隣に居た相澤はそれを見て頭を叩きたかったが校長の前でそれは出来ない。
「どうする？」
『え？なにが？』
「入試だよ、見ていくかい？」
『あー、いや別にいいかな。僕忙しいからスケジュール調整必要だしね』
「なら、入学式からよろしくね、Aくん」
『ま、頑張りますよー』
相澤と共に校長室から退出したAは突然頭を殴られ後ろに居た相澤を睨む。
『なに！？』
「免許証をちゃんと仕舞え」
『えー、別にいいじゃんかー』
「⋯」
『怖い！顔が怖いよ！！』
相澤の無言の圧力にAは仕方ないなーと言いながら財布に仕舞った。
これで晴れて教師になったが正直実感がない。
ヒーロー業だって別に必死に走り回って行っていた訳じゃない。
そんな人間が教師になるなんて、笑える話だ。
前の世界だと、術者は皆何処かイカれてるから誰だろうと実力さえあれば教師になれた。
まぁ恵と野薔薇にはクズと言われたけど。
「どうした」
『⋯んー、子供に教えるのってさ、久しぶりで』
「何か教えてたのか？」
『あー⋯うん、まぁね』
「⋯お前は、適当だし性格クズだし話聞かねーし個人主義だしクソだが」
『なんでいきなり貶されてるの僕』
「それでもお前は、俺の親友で、案外仲間思いな奴って知ってるからな、大丈夫だろ」
『⋯⋯⋯消太、結婚して』
「無理」
『はっや！』
「入学式までに仕事調整してこいよ」
『まっかせて！』
相澤の突然のデレにテンションが上がったAは嬉しそうに返事をした。
単純だなと思いながらも、そこもまた彼の長所だ。
(あ、そういえば僕の家東京じゃん、え？引っ越さないとダメ？)
(当然だろ)
(んー、面倒臭いからそのままにしとくよ)
(あ？)
(こっちでまた部屋借りたらいいじゃん、ね)
(⋯⋯ちっ)
(いった！ねぇなんで今蹴ったの！？)
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綺羅 - 主人公の性格は五条先生と同じなんですかね？それとも普通なのかな､､､(石川聡子さん同様受けが､､､)ﾅﾝﾃﾞﾓﾅｲﾖ (2021年8月22日 16時) (
レス) id: 84edd37621 (このIDを非表示/違反報告)
雪月花 - 更新待ってます！！！面白いです！！ (2021年6月17日 20時) (レス) id: 526d48123a (このIDを非表示/違反報告)
石川聡子(プロフ) - とっても面白いです！続きを楽しみにしてます！後男主って受けですか？私的には受けがいいです！ (2021年4月18日 8時) (レス) id: 47ccef0445 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：yagiri | 作成日時：2021年4月12日 22時
