最強の姉12 ページ13
時間はあっという間で、嬉しいけど寂しさが倍増する時間がやってきた。
甚爾と一緒に寝られるのは本当に嬉しいけど、明日になったら帰ってしまう。
寂しくて死にそう。
甚爾の布団を部屋に持ってきて早速私は彼の隣に寝転ぶ。
隣を見れば私の布団でもう既に寝てしまってる悟に笑ってしまった。
意外と悟って布団に入ったらすぐ寝ちゃうよね、可愛いなぁ。
ふわふわな白い髪を撫でてると私の頭も甚爾に撫でられた。
『え、なに？』
「いや、別に」
『…あのね、甚爾さん』
「なんだ」
わたしは悟から視線を外して甚爾に向き直る。
私を見る甚爾の顔がもうかっこよくて死にそうだけどそれをなんとか耐えてかれに少し近づく。
『寂しい』
「…大袈裟だろ」
『そんなことない、本当に寂しいの』
「お前だけだぞ、そんなこと言うの」
『悟も言わないだけで思ってるよ』
「どうかね」
『じゃないと１ヶ月も稽古ちゃんとしないし、一緒におやつも食べないよ』
「分かりにくいガキだな」
そうだね、でもそこが可愛いんだよ。
悟と私は双子だけど正直精神年齢は私の方が上だから、どうしても悟を甘やかしちゃうし面倒見ちゃう。
だから悟は私のことを姉さんって呼ぶ。
双子なんだからそんなの気にしなくていいんだよって言っても、やだって言うし。
ほんと可愛いやつだな。
『私たちのこと、忘れちゃやだよ』
「忘れねぇよ、クソ生意気なガキと痴女だしな」
『違うのに』
「筋肉好きとか言ってる時点でそうだろ」
『ぶー』
「…特別だからな」
『え？』
甚爾が何か呟いた瞬間、逞しい腕に抱きしめられたことに気がついた。
目の前には甚爾の胸筋があって、少し上を見たら優しく私を見下ろす甚爾が居て私のキャパがオーバーしそうだ。
『あ、え、へ？』
「テンパってんな」
『な、なん』
「…まぁ、最後だしな」
『…うぅ…やだぁあぁ』
「なんだよいきなり」
『最後なんてやだよぉお、もっと一緒に居たい…』
「ほんと、俺のどこがいいんだか」
『言ったでしょ…強くてかっこよくて優しい所』
本当に大好きなんだよ、本心だよ。
そう呟けば甚爾は抱きしめながら私の頭をまた撫でてくれた。
ほら、優しいでしょ。
あんな扱いを受けなかったら彼はきっともっと自分の感情を表に出てたし、ひねくれ者にもならなかった。
やっぱ潰すか禪院家。
「なら約束だ。お前が16になったら会いに行ってやるよ」
文字数っ
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兎羅-トラ-(プロフ) - オタクさん» ありがとうございます(^ω^)甚爾のラブラブランデブーしたいがために作った作品なので、甚爾再登場までお待ちを！！ (2021年3月14日 14時) (
レス) id: 069fc92e8a (このIDを非表示/違反報告)
オタク - えっ好きなんですけど!!!なんでこんな神作品作れるのです?!好きです。結婚しますk(((＼(^▽^＠ (2021年3月10日 22時) (レス) id: 069b2b7513 (このIDを非表示/違反報告)
兎羅-トラ-(プロフ) - 甘蜜蜜華(精神安定剤())さん» ありがとうございます！更新頑張って行きますので、よろしくお願いします！ (2021年3月9日 8時) (レス) id: 069fc92e8a (このIDを非表示/違反報告)
甘蜜蜜華(精神安定剤())(プロフ) - ハッ！？好きです！！！！！！更新頑張ってください！ (2021年3月8日 17時) (レス) id: 80388bac17 (このIDを非表示/違反報告)
夜霧(プロフ) - ましゅふわさん» ありがとうございます(´∀`)頑張って更新していきますので、よろしくお願いします！ (2021年3月3日 8時) (レス) id: 069fc92e8a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：yagiri | 作成日時：2021年2月27日 12時
