最強の姉07 ページ8
甚爾が来てくれて2週間が経った。
残り2週間しかないという現実に私は過去に戻りたいと心から願っていたけど、そんなこと出来るはずもなく、時間は進んでいく。
2週間甚爾に鍛えられてから私たちは最初よりも甚爾とやり合えるようになった。
体力とかはまぁ追追だけど、1日に何発かは当てられるようになった。
まぁ甚爾は全然効いてなかったけどね、どんな筋肉してんだよ触らせろ!
「姉さん」
『なぁに?』
「独り言大きい」
『え、ごめん』
「甚爾引いてんぞ」
「お前まじ痴女な」
『もー!痴女じゃないよ!甚爾さんが大好きないたいけな女の子!』
「女の子は1発で岩とか砕けねぇよ」
『酷い!』
「かわいそうに姉さん」
そう言って私を抱きしめてくれる悟に私はとっても癒された。
なんか2人の雰囲気が悪く感じるけど、悟に抱きしめられてる私はそんなの気にしない。
今はまだ小さな身体だけど悟も成長したら最高の体格になる、そうなったら私筋肉美男子に挟まれて死ぬかもしれない。
「…姉さん涎垂れてない?なんか冷たい」
『じゅるっ、出てないよ!!』
「啜ったろ今」
「まぁ姉さんだからいいけどさ」
『悟は優しいねぇ』
「姉さん限定ね」
弟のはずなのにお兄ちゃんみたいな顔で私の頭を撫でる悟に一瞬『あれ私妹だっけ』って思ったけど、なんとか意識を元に戻して甚爾さんの膝の上に腰掛ける。
最近はずっと甚爾さんの膝の上に座ってるから本人ももう何も言わない。
なんだったらたまに頭の上に顎を乗せられたりする。
「…なんで姉さんそいつが好きな訳」
『え?』
「初対面で好きだって言ってたよね?」
『そ、それは…』
「そういやそうだったな」
「ねぇなんで?」
『えっとー…』
なんて言えばいい!?正直に言ったって信じて貰えないし、ここはあれか?一目惚れって言えばいいか!?
よしそうしよう!
『ひ、一目惚れです』
「そんな感じしなかったけど」
『え?』
「確かになんか俺の事よく知ってる感じしたよな。お前本当は俺の事知ってたんだろ」
『ソンナコトナイヨ』
「姉さんは俺に嘘つくの苦手なんだから…諦めなよ」
『うぐっ』
「で?」
『…本当に会ったのも見たのも初めてだよ。でも噂を聞いてからどんな人なのかなーとか呪力が無い代わりに身体能力が高いってことは最強じゃない?って思ったらどんどん気になって…それで…』
「…なんかガチみたいだからもういいやご馳走様」
『え!酷い!』
「痴女にモテてもな」
『酷い!』
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兎羅-トラ-(プロフ) - オタクさん» ありがとうございます(^ω^)甚爾のラブラブランデブーしたいがために作った作品なので、甚爾再登場までお待ちを!! (2021年3月14日 14時) (レス) id: 069fc92e8a (このIDを非表示/違反報告)
オタク - えっ好きなんですけど!!!なんでこんな神作品作れるのです?!好きです。結婚しますk(((\(^▽^@ (2021年3月10日 22時) (レス) id: 069b2b7513 (このIDを非表示/違反報告)
兎羅-トラ-(プロフ) - 甘蜜蜜華(精神安定剤())さん» ありがとうございます!更新頑張って行きますので、よろしくお願いします! (2021年3月9日 8時) (レス) id: 069fc92e8a (このIDを非表示/違反報告)
甘蜜蜜華(精神安定剤())(プロフ) - ハッ!?好きです!!!!!!更新頑張ってください! (2021年3月8日 17時) (レス) id: 80388bac17 (このIDを非表示/違反報告)
夜霧(プロフ) - ましゅふわさん» ありがとうございます(´∀`)頑張って更新していきますので、よろしくお願いします! (2021年3月3日 8時) (レス) id: 069fc92e8a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:yagiri | 作成日時:2021年2月27日 12時