私は貴方の飼い主よ

最強の姉28 ページ29

あれから姉さんの話を聞いた2人は俺が居ない時なるべく姉さんの傍に居てくれるようになった。
そして俺は甚爾が姉さんの傍に現れないよう外にいる時は甚爾の気配を警戒し始めた。
姉さんは俺と同じで最強と言われている、だから俺がしなくても姉さんならすぐに気配がわかるはずだ。
それでも、またあんな姉さんを見たくない。

『悟？』

「んー？」

『ボーっとして、大丈夫？』

「ねみぃ」

『任務後だったんでしょ？寝ててよかったのに』

「3人だけで楽しむとか無理」

『はいはい』

「あんたシスコンにも程があるわよ」

「はぁあちげぇし！」

「硝子、違うよ？悟は極度のシスコンなんだ」

「…お前らな…」

『なら私はブラコンだね』

「うわー…乗ってきたよこの子」

「A…」

「ふふん」

今はその笑顔で充分だ。
姉さんの笑顔も甚爾が居ない時見られないことなんてわかりきってる。
いつか、姉さんが望む結果になるよう俺が側にいて姉さんを支えていく。
最強がそばに居るんだから良い方に行くに決まってる。




(プリクラ撮ろうぜ！)
(また笑うつもりだろ)
(あれは爆笑した)
(今回は目を大きくする機能無しにしよ)
(それだと面白くねーだろー)

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