18 ページ19
Vネックの黒Tシャツに黒のズボンを着てきたクロコダイルさん。
とてもラフな姿に珍しいなぁと思って見つめていたらなんでか頭を撫でられた。
『珍しいくらいラフですね』
「出張中ずっとスーツだったしな」
『部屋の中では？』
「シャツだったな」
『パジャマは？持っていきましたよね？』
「……まぁちょっとな」
『？』
「…食っていいか」
『あ、はい！いただきます！』
自信作の料理たちを頬ばれば、予想通り今までよりも美味しくできていて安心した。
トマトが好きだと言ったクロコダイルさんもフォークを持つ手が止まらずに食べていくからとってもうれしい。
こうやって一緒にご飯が本当に久しぶりすぎて、あんまり寂しくないと思っていても、やっぱり寂しかったんだなぁって実感する。
「俺がいない間何してた？」
『えっとねー、ナミたちとここで食事会して、1人で出かけたら偶然会った友達とランチしたりしたかな』
「それだけか？何処か出かけなかったのか？」
『んー、それも考えたけど、なんか、ね』
「なんだ」
『…クロコダイルさんと出かけたかったから、一人で行くのやめたの』
「……いくつだお前」
『もー！分かってるよー！』
「くくっ」
『クロコダイルさんは？』
「俺か？」
『お土産たくさん買ってくれてるから』
「半日だけ自由に動ける日があったからな、それ以外はずっと仕事だ」
『地獄だ…』
「仕事で行ってんだ、仕方ねぇさ」
『忙しかったのに、お土産たくさん買ってくれてありがとうね、とってもうれしい』
「中身も見てねぇのにか？」
『クロコダイルさんセンスいいもん』
「それは光栄だな」
『ご飯食べたらお風呂入るでしょ？その間にお土産見とくね！』
「…そうだな」
なんでか一瞬返事が詰まった気がしたけど、どうしたんだろ？
そのままご飯を食べ始めるから私の気の所為だったかもしれない。
私より量が多いのに先に食べ終わったクロコダイルさんに用意してた珈琲ゼリーを出す。
その間に私も食べ終えて、食器を洗うためキッチンに向かう。
汚れを軽く流していって食洗機に入れれば後は自動でしてくれるからとても助かってる。
引っ越す時にこれをつけてくれたクロコダイルさんに感謝だ。
『お風呂の用意するね！』
クロコダイルさんのパジャマと着替えを洗面所に持って行ってカゴに置いておく。
お風呂の湯加減も丁度いい感じだし、クロコダイルさんを呼ぼうとしたらまさかの後ろに居て驚いた。
次へ
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 186人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ONEPIECE」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
(*^^*) - 続きが気になる(´・ω・`) (2019年9月22日 18時) (
レス) id: 0d2ed5d74a (このIDを非表示/違反報告)
yagiri(プロフ) - !さん» ありがとうございます！もっとクロコダイル様とラブラブにしていきたいので、頑張っていきます！ (2019年9月2日 23時) (レス) id: f9a4450aaf (このIDを非表示/違反報告)
yagiri(プロフ) - なっとーさん» ありがとうございます！低更新ですが、頑張っていきます！ (2019年9月2日 23時) (レス) id: f9a4450aaf (このIDを非表示/違反報告)
なっとー - 凄く面白い作品でした。何というか世界観が良いですね！ (2019年8月30日 21時) (レス) id: a94a3ce77f (このIDを非表示/違反報告)
! - 夢主ちゃんと社長のラブラブ感がスッゴい好きです！ 更新頑張ってください! (2019年8月27日 3時) (レス) id: 214b799aaf (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：yagiri | 作成日時：2019年6月23日 13時
