ずっとそばに、、2

#75 ページ25

目頭を押さえながら慌てて裏へ戻る


高「A？なんかあった？」

こうやってメンバーに何かあるとすぐ来てくれるみなみちゃん。

あ「あっ、いやなんでもないです」

高「次の対戦相手誰だっけ？」

あ「あーえっとー誰だろ」


涙を抑えるのに必死で次の戦いを見てる場合じゃなかった


高「おっ！次は彩夏だってー」

何やらスマホをいじりながら言うみなみちゃん

イベントを行っている本人たちが状況がわからなくて検索するなんて便利な世の中になった


内「Aちゃん？今、いいかな？」

楽屋の入り口には内田さんが立っている

高「おっと、私は邪魔かな？」

いていいのに……
むしろいてほしいのに……

そんな思いでみなみちゃんを見つめると
目があった

高「大丈夫だよ」

そう耳元で呟かれ「じゃーねー」なんて言って出て行くみなみちゃん

2人になった瞬間に空気が変わった気がした

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