ご都合術式で小さくなった。【番外編】 ページ10
『ななみんっ!ななみんっ!あのね、だいしゅきどーしはちゅーしゅるんだよ!』
七海「待ってくださいAさん。それはまだ早いです。」
さすがの七海さんもそこは断るわよね。
本当に七海さん大人オブ大人だわ…
五条とは大違い。
五条「すごい誰かに貶された気分。」
やべっ。
『ななみん、わたしのこときらい?』
七海「嫌いじゃないです。ですが、ちゅーは本当に大好きな人にしなさい。」
『ななみんのことほんとーにしゅきなの!ちゅーしたい!!』
七海「ですから…」
Aがぐずり始め、かなり焦る七海さん。
幼児とはいえAだからね…
虎杖「あ!頬っぺにちゅーさせたら?それだったらナナミンもまだ良いっしょ?」
釘崎「虎杖ナイス!」
七海「ですが…」
伏黒「灰原を泣かせるよりマシでしょう。」
七海「……………」
七海さんはかなり悩みに悩み、はぁ…と溜息をついた。
七海「頬なら許します。」
『やったー!!』
七海さんも甘いわね。
Aは喜びながら七海さんの頬にキスをする。
『へへっ、ちゅーしちゃった!』
は、何あれ天使すぎんだろ。
本当に可愛いもの目の前にすると真顔になるのね。
七海さんもあまりの可愛さに目を抑え、上を向いていた。
『ねーねーななみん!』
七海「はい、何でしょ…!!!」
Aは七海さんを呼んで、七海さんが下を向いた瞬間、口にキスをした。
するとボンッ!!と音が鳴り、Aから白い煙が出た。
『ゲホッ、ゴホッ、何これっ…!』
煙が消え、そこには元に戻ったAが七海さんに抱えられている姿があった。
『僕、何してっ…って七海さん!!?え!?何この状況!?お、下ろして…!!』
口にキスしたら、戻ったってこと?
七海「…あの、動かないで貰えますか。」
『あっ、はい、すみません。』
五条「へー解除条件はちゅー…」
七海「黙っててくれませんか五条さん前に言ってたケーキ屋のケーキ奢りますので。」
五条「乗った。」
五条チョロいな…
確かにキスしたことを言わなかったのは正解かもね。
『(3.1415926535 8979323846……)』
抱えられているだけで頭パンクしそうだもの、あの子。
ま、無事に戻ってよかったわ。
Fin.
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くさ - 面白いですね!!切ない感じもありつつ、素晴らしいお話… (2022年12月21日 21時) (レス) @page36 id: 56aae56e91 (このIDを非表示/違反報告)
お餅モチモチ - 初コメ失礼します!面白いです!更新頑張ってください! (2021年6月6日 2時) (レス) id: d5b7ff9b70 (このIDを非表示/違反報告)
しらす(。∀゜) - 最後 悲し (2021年3月31日 21時) (レス) id: d3430ab20c (このIDを非表示/違反報告)
醤油唐揚げ - ナナミン死んでるってことですよね?悲しいです……。とても面白いです!これからも頑張ってくださいね! (2021年3月29日 11時) (レス) id: 01ca836b27 (このIDを非表示/違反報告)
pv8OQI9Q1ZhagH7(プロフ) - 七海さん推しにはたまらん小説です……そして切ない(´;ω;`)泣いちゃいますよこんなの…… (2021年3月28日 22時) (レス) id: 745cf67850 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:なーー | 作成日時:2021年3月13日 11時