【呪術廻戦】灰原雄の妹が呪術師を目指すらしい。3

ご都合術式で小さくなった。【番外編】 ページ9

七海｢なるほど…Aさんだったのですね。｣

五条｢そうだけどさ、何でそんな遠くなの？｣



七海さんはAから離れて見ていた。

いや遠いて。



七海｢…私は顔と背の高さといい、子どもに怖がられるんです。｣

釘崎｢大丈夫でしょ。五条(不審者)でも泣かなかったんだから。｣

五条｢おーい、ルビおかしなことになってんぞ。｣

虎杖｢大丈夫だってナナミン！ほら！A！ナナミンだよー！｣



虎杖がAを抱っこして七海さんに駆け寄った。



『なな…みん？』

七海｢……七海建人です。｣

『ななみん！』

七海｢……フーーッ…｣



あまりの可愛さに耐えているのか大きく溜息をつく七海さん。

わかる。

よく耐えた七海さん。



『ななみんだっこ！』



小さくなってもAはAなんだなぁ、って思った。

会ってすぐの七海さんに抱っこをせがんで、抱っこされればすごい喜んでいる。



『ななみんたかーい！いいにおーい！』

七海｢嗅がなくていいです。｣



Aは七海さんにピッタリとくっついて幸せそうな顔をしていた。

あーもー可愛い！七海さん羨ましい！！



『ななみんかっこいーね！だいしゅき！』

七海｢……心臓に悪すぎませんかこの子…｣

釘崎｢わかる。｣

伏黒｢分かります。｣

虎杖｢分かるよナナミン。｣

五条｢よく耐えられんね。僕なら死んでる。｣



五条は七海だけズルいと駄々こね始め、Aの教育に悪いと伏黒と虎杖が協力して五条をシバいた。

仲良いな、お前ら。



七海｢それで、いつ戻るんですか？｣

五条｢あ。｣

虎杖｢そういや…｣

釘崎｢…考えて…｣

伏黒｢……なか、った。｣

七海｢…そうですか。｣



ヤバいヤバい！

Aが可愛すぎていつ戻るとかどうしたら戻るか考えてなかった！！

ごめんA！！



『なーなみん！』

七海｢はい、何でしょう？｣

『だーいしゅきだよ！』

七海｢…ええ、私も大好きです。｣

五条｢両思いじゃん！！良かったね七海ブファッ！！｣

釘崎｢うるさい黙れ。｣

五条｢結婚しなきゃ！！｣

伏黒｢黙れ。｣

虎杖｢先生、黙らないと追い出すよ？｣

五条｢生徒達が怖いんだけどぴえん。｣

『わたし、ななみんとけっこんしゅる！ななみんのおよめしゃんになる！』

七海｢……考えておきます。｣

五条｢おい否定しないぞアイツ。｣

釘崎｢七海さんだからいんだよ。｣



五条だったら殴ってた。

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