ジュースだと思ったらお酒でした。【番外編】 ページ27
『あの、家入さん…?』
家入「お前どこまで良い奴なんだよ…これは全人類泣くぞ……」
家入さんが鼻声で僕に抱きついている。
寝たい…
頭が痛い…
しばらくして家入さんは僕から離れ、次は頭を撫でた。
その時だけ少し頭痛が治まってる気がした。
五条「お疲れサマンサー!!」
大声でそう言って入って来た五条さんに、僕は思わず耳を塞いで家入さんの方に体重をかけた。
家入「五条黙れよ。Aの頭に響くだろうが。」
五条「なんでそんなキレてんのさ…それよりA二日酔い?だっさ〜!」
ジュースだとか言って飲ませたの誰だよ…
殺意しかない…
七海「貴方がそうさせたんでしょう。」
五条さんの後ろから七海さんが現れ、七海さんが五条さんの頭をいつもの鉈で殴った。
ザマァ…
そして七海さんナイス…
七海さんと目が合うと、すぐに逸らされてしまった。
『…もしかして昨日の僕、七海さんに何かしました…?』
七海「え…」
『ごめんなさい…嫌わないでください……すみません…いくらでも謝ります…何でもします…たくさんパンも奢ります……』
自然とポロポロと涙が溢れた。
すると七海さんは焦ったように僕に近づき涙を拭った。
七海「嫌ってませんよ。だから泣かないでください。」
『だってあんなわかりやすく目逸らされ…』
七海「それは本当にすみません。でも本当に嫌ってませんよ。」
『本当にですか…?』
七海「嫌ってたらこんなことしませんよ。」
七海さんはそう言って僕の涙を拭いながら微笑んだ。
『七海さん大好き…』
七海「貴女ねぇ…」
家入「それより五条。次はお前が泣く番だぞ。」
五条「え、何何?怖。」
家入さんがスマホを取り出し、ある動画を再生した。
【『精神的にダメージを与えられる話かわかりませんが…僕、もし死んだ時とかに…』】
『待って待って家入さん待って。』
家入「許せA。七海、頼んだ。」
七海「わかりました。」
『七海さんも止め…』
七海「私の顔でも見て落ち着いてください。」
七海さんに両手で頬を抑えられ、顔を向けられる。
ワタシノカオデモミテオチツイテクダサイ…?
え?え?え?
七海さんの発言と七海さんの面の良さに思わずフリーズする。
家入「(七海Aの扱い方上手くなったな。)」
五条「(七海そんなこと言うの?僕の方がイケメンだし。)」
家入「(Aは七海の方がタイプらしいぞ。)」
五条「(コイツ…直接脳内に…!)」
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くさ - 面白いですね!!切ない感じもありつつ、素晴らしいお話… (2022年12月21日 21時) (レス) @page36 id: 56aae56e91 (このIDを非表示/違反報告)
お餅モチモチ - 初コメ失礼します!面白いです!更新頑張ってください! (2021年6月6日 2時) (レス) id: d5b7ff9b70 (このIDを非表示/違反報告)
しらす(。∀゜) - 最後 悲し (2021年3月31日 21時) (レス) id: d3430ab20c (このIDを非表示/違反報告)
醤油唐揚げ - ナナミン死んでるってことですよね?悲しいです……。とても面白いです!これからも頑張ってくださいね! (2021年3月29日 11時) (レス) id: 01ca836b27 (このIDを非表示/違反報告)
pv8OQI9Q1ZhagH7(プロフ) - 七海さん推しにはたまらん小説です……そして切ない(´;ω;`)泣いちゃいますよこんなの…… (2021年3月28日 22時) (レス) id: 745cf67850 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:なーー | 作成日時:2021年3月13日 11時