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ジュースだと思ったらお酒でした。【番外編】 ページ25

『いじちしゃん!』

伊地知「は、はい!!」



これ以上はダメだ!

これ以上被害を出す訳には…!



『らいすきぃ!』

伊地知「あっ…えっ…わ、私も…!」

五条「おい伊地知。誰の許可を得てAに大好きって言われてんだおい。」

伊地知「ひぃぃぃ!!」



御愁傷様です伊地知くん。

伊地知くんは五条さんに連れていかれ、2人共退室した。



虎杖「A!ナナミンは?」

七海「やめなさい虎杖くん巻き込まないでください。」



クソ、五条さんが居ないとはいえ…



『ななみしゃんはぁ…』



Aさんはそう言って、向き合うように私の膝の上に跨った。



七海「ちょっ、Aさん…!」



何をして、そう言う前にAさんは私に抱きついた。



『らーいすきぃ…らよ?』

七海「ん゙ッ!!!」



ダメだこの子には一生敵わない。



真希「あれには勝てっこないわ。」

釘崎「首こてんってあざとすぎるでしょ…」

虎杖「ナナミンそこ変わって…」

伏黒「やめとけ虎杖。俺らがあの立場だったら確実に死ぬぞ。」

虎杖「ハッ…!!あのナナミンでさえ声漏らしたほどだもんな…!!」

狗巻「しゃけしゃけ!!」

七海「うるさいですよ虎杖くん。」

虎杖「俺だけ!?」



そしてふと、Aさんが静かだなと思い、私に抱きついているAさんを見る。

…寝ている。



七海「すみません。Aさんの部屋案内して貰えますか?」

家入「手ぇ出すなよ七海。」

七海「何言ってるんですか出すわけないでしょう。」



釘崎さんにAさんの部屋を案内され、失礼だが中に入らせてもらった。

抱えていたAさんをベッドに下ろし、寝かせる。

すると机の上の一つの写真立てに目がいった。



七海「……灰原。」



それは同期と小さいAさんの写真だった。

…そっくりだな、本当に。



『ん、ぅ、うぅ…』

七海「!…Aさん?」



少し唸っているAさんに近づく。

そして優しく頭を撫でた。

…髪、解いた方が眠りやすいだろうか。

そう思い、髪を解いた。



『ん、ななみ、さん……』

七海「……なんだ、寝言か。」

『…へへ……大好き……』

七海「…………………チッ…」



…こっちの気も知らないで。

そう思いながら、Aさんの額にキスをした。



七海「…すみません。許してくださいね。」



私はAさんの頭を撫で、布団をかけて部屋を出た。

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作品ジャンル:アニメ
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くさ - 面白いですね!!切ない感じもありつつ、素晴らしいお話… (2022年12月21日 21時) (レス) @page36 id: 56aae56e91 (このIDを非表示/違反報告)
お餅モチモチ - 初コメ失礼します!面白いです!更新頑張ってください! (2021年6月6日 2時) (レス) id: d5b7ff9b70 (このIDを非表示/違反報告)
しらす(。∀゜) - 最後 悲し (2021年3月31日 21時) (レス) id: d3430ab20c (このIDを非表示/違反報告)
醤油唐揚げ - ナナミン死んでるってことですよね?悲しいです……。とても面白いです!これからも頑張ってくださいね! (2021年3月29日 11時) (レス) id: 01ca836b27 (このIDを非表示/違反報告)
pv8OQI9Q1ZhagH7(プロフ) - 七海さん推しにはたまらん小説です……そして切ない(´;ω;`)泣いちゃいますよこんなの…… (2021年3月28日 22時) (レス) id: 745cf67850 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:なーー | 作成日時:2021年3月13日 11時

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