【呪術廻戦】灰原雄の妹が呪術師を目指すらしい。3

内通者。 ページ3

Noside



歌姫｢コッチよ。五条から内通者の話は聞いてるわね。｣

｢｢｢はい。｣｣｣

歌姫｢多分呪詛師と通じてるのは2人以上。1人は学長以外の上層部。コッチは私じゃどうしようもない。
もう1人、その上層部に情報を流してる奴がいる。それが今回のターゲット。まだ容疑の段階だから捕縛後尋問します。｣

釘崎｢で、京都の誰ですか？私達、東京側に頼むってことはそういうことでしょ？｣

虎杖｢釘崎スゲーな…｣

歌姫｢……内通者は｣



ーーーーーーーーーー



伏黒｢…だから、灰原は呼ばなかったんですね。｣

虎杖｢え？｣



東京の1年が呼ばれ、Aだけがここにいなかった。



伏黒｢灰原、ご丁寧に京都校の人達と頻繁に連絡をとってる。…ソイツとも、仲良くしてたんだろ。｣

歌姫｢…そう。五条に伝えたら、今回はAを外すことになったの。｣

釘崎｢…アレね。本当にとことん皆Aに甘いわね。｣

歌姫｢私も賛成だった。Aには精神的にこれ以上負荷をかけたくないの。…友達が亡くなったすぐに、あの子が内通者だからって…そんなの、Aにさせられない。｣



Aは優しすぎる。

その分、自分を責め、他人の為に怒り、悲しむこともできる。

他人を自分よりも優先してしまうAに、負の連鎖は続けさせたくない。

教師として歌姫と五条はこの件からAを外したのだ。



釘崎｢…Aは心底呪術師に向いてないって思うわ。｣

虎杖｢えぇ！？｣

伏黒｢優しすぎるんだよ、アイツ。｣

釘崎｢…あの優しさはいつか自分の身を滅ぼす。できることなら呪術師やめて欲しいくらいよ。｣

歌姫｢そうね。でも、きっとあの子ほど呪術師向いてる子はいないと思うわ。｣

釘崎｢そうなのよね〜！｣

虎杖｢皆灰原の事大好きなんだな！｣

伏黒｢逆に嫌いな奴いるか？｣

虎杖｢居ないわ。｣

釘崎｢…Aのためにも早くメカ丸見つけて尋問して帰るわよ。｣

虎杖｢おう！｣

伏黒｢…ああ。｣



だが、メカ丸本体与幸吉は見つからなかった。

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