七海さんと遊園地行ってきます。【番外編】 ページ18
そして着いた遊園地!
懐かしい〜!!
七海「行きましょうか、Aさん。」
七海さんはそう言って僕に手を差し伸べた。
『…えっと、この手は?』
七海「今日は生憎土曜日、一般人は休日で人が多いです。迷子になるのを避けるため、手を繋いで頂けますか?」
『えっ、あっ、はい!』
僕はそっと七海さんの手を握った。
あああああ七海さんの手大きいいいい!!!
ヤバい!!僕の手汗がヤバい!!
『…にしても、とある場所って何処なんですかね…』
七海「考えられるところは…」
七海さんは僕の手を離しマップを広げ、僕もそれに覗き込む。
ヒールを履いてるおかげか、七海さんがしゃがまずに済んでいる。
だが七海さんはしゃがもうとするので思わずそれを止める。
七海「…すみません、癖です。」
『いつもありがとうございます…』
癖って!!癖って!!
可愛い!!
よし、落ち着け僕。
再びマップに目を向ける。
七海「考えられるところは飲食店、屋台。あとは観覧車など邪魔が入らない場所…考えられるところを見ていきましょう。」
『分かりました。』
七海「…まぁ、任務のことばかり考えるのも良くない。せっかく遊園地来たのですから、楽しみましょうか。」
『良いんですか!?』
七海「ええ。任務と言えど、噂が事実か調べるだけですから。普通に楽しんでも支障は無いです。ただ、怪しいと思えばそちらに向かいますがね。」
『普通に遊んでても、すれ違った人がもし呪物を持ってれば気配を察知することができますからね…確かに気張ってなくても大丈夫そう…』
七海「そういう事です。何に乗りたいですか?」
『ジェットコースター乗りたいです!』
七海「じゃあ行きましょうか。」
七海さんは再び僕の手を握った。
七海「もう一度言っておきますが、迷子防止のためですからね。」
『っ、はい!』
僕は七海さんの手を握り返した。
ひゃ〜!七海さんと手握ってる!
一生手洗えない!さすがに洗うけど!
にしても本当に大きいなぁ…
大人の男って感じの大きくて安心する…
七海「何手元を見て笑ってるんです?」
『へっ!?あ、すみません…!七海さんの手大きくて安心するなぁって…!』
七海「…貴女ねぇ…」
『お、怒りました!?ごめんなさいっ!』
七海「怒ってません。…貴女の手も綺麗で私は好きですよ。」
『なっ…!!』
七海「痛い、痛いです。」
恥ずかしくて思わず手に力が入った。
ごめんなさい。
七海さんと遊園地行ってきます。【番外編】→←七海さんと遊園地行ってきます。【番外編】
448人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「呪術廻戦」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
くさ - 面白いですね!!切ない感じもありつつ、素晴らしいお話… (2022年12月21日 21時) (レス) @page36 id: 56aae56e91 (このIDを非表示/違反報告)
お餅モチモチ - 初コメ失礼します!面白いです!更新頑張ってください! (2021年6月6日 2時) (レス) id: d5b7ff9b70 (このIDを非表示/違反報告)
しらす(。∀゜) - 最後 悲し (2021年3月31日 21時) (レス) id: d3430ab20c (このIDを非表示/違反報告)
醤油唐揚げ - ナナミン死んでるってことですよね?悲しいです……。とても面白いです!これからも頑張ってくださいね! (2021年3月29日 11時) (レス) id: 01ca836b27 (このIDを非表示/違反報告)
pv8OQI9Q1ZhagH7(プロフ) - 七海さん推しにはたまらん小説です……そして切ない(´;ω;`)泣いちゃいますよこんなの…… (2021年3月28日 22時) (レス) id: 745cf67850 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:なーー | 作成日時:2021年3月13日 11時