名シーンだよね ページ35
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「『ロビン！！』」
「 サウロ！！A！！」
「……あなた達、なぜこの島にいるの！！？」
オルビア血だらけじゃん！！
マジでなんなのバスターコールって何？？
海軍は正義じゃなかったん？？
「なんの因果かよ……！！海で遭難してもうて浜辺でロビンに助けられた。そんな事より事態は最悪だで！！早く島を出ねぇと！！！！」
『 私なら2人を乗せて逃げれるかもしれない……』
「 ロビンをお願い！！娘を必ず島から逃がして……！！」
寄り添う目の前の2人はそっくりで今までなんで気づかなかったのか本当に不思議だわ。
『！！！………………オルビア』
「！……おめェ、もしかして」
「私は……まだここでやる事があるから」
これだ。
牢獄の中で見た熱い何かを私に感じさせる瞳。
『…………わかった、サウロはロビンをお願いね』
「A！！何言ってるの！…お母さん！！離れたくないよ！やっと会えたのに！……私もここにいるっ！！」
「「オハラ」の学者ならロビンよく知ってる筈よ。
“歴史”は……人の財産。
あなた達がこれから生きる未来をきっと照らしてくれる。
だけど過去から受け取った歴史は次の時代へ引き渡さなくちゃ消えていくの……
「オハラ｣は歴史を暴きたいんじゃない。過去の声を 受け止めて守りたかっただけ……！！
私達の研究はここで終わりになるけど
──たとえこの「オハラ」が滅びても……あなた達の生きる未来を！！私達が諦める訳にはいかないっ！！｣
「 分からない！！」
「……いつかわかるわ」
泣き過ぎてカスカスに枯れているロビンの声に胸が締め付けられる。
「いやだ！！私もここにいるよ！……お母さァん！！！」
ガチ泣く
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作者名：武藤で無糖 | 作成日時：2022年11月8日 14時
