本能って奴？？ ページ32
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「博士！私は……“空白の歴史“の謎を解き明かしたいの！！」
「！！！……い、いかんっ！！それだけは禁止だ！！今まで通り禁止だ！！！」
「え……どうして！？“歴史の本文“を研究すれば空白の100年に何が起こったかわかるんでしょ！？」
「ぬおーーーっ！！お前っ！！……なぜそんな事まで！！さてはまた“能力“で地下室を覗いたな！！！“歴史の本文“を解読しようとする行為は“犯罪“なんだと承知のハズだぞっ！！！」
「──だけどみんな！！夜遅くに地下室で“歴史の本文“を研究してるじゃないっ！！！」
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考古学者になったロビンとクローバー博士がこんな言い合いをしている時一人の小煩い鴉はだだっ広い図書館にて迷っていた。
『 ひょえ〜……何この石！！見てるだけで頭痛くなりそうだわ！！』
デカくと黒い正方形の石にはびっちりよく分からない文字が羅列している。
『 何語なん？？？』
分かんないや。
………………スマホで写真撮っとこ。
なんで写真を取ろうと思ったのかは私自身も分からなかった。
こんなつまんない石とか普段なら絶対撮らないんだけど……絶対撮らないんだけど……撮んないと後悔する。っていう強い意志が私の腕を動かす。
─────
──
オハラ漂着から4日目。
『…………最近何か隠し事してない？？』
「 べ、別に……してない、もん」
いや、嘘つくの下手かよ！！
『 うちら……
しくしくと泣き真似をすれば面白いほど慌て始めるロビン。
「ん！……で、でものサウロことは秘密……Aなら言っても……んぅ、わかんないよ〜！」
ん、待って……今知った名前が聞こえたような
「わ、私出かけてくる！！Aはロジさん達に見つからないようにね！！」
『 あ！ちょっと待っ………う〜ん、早めの反抗期？？無理に追いかけない方がいいのか……うむむ』
んぇ〜と悩んでるうちに私のツルッツル脳みそは考えることを放棄しカラスの姿のまま日向ぼっこにお昼寝を決め込んだ＿＿＿
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作者名：武藤で無糖 | 作成日時：2022年11月8日 14時
