強いて言うなら一目惚れ ページ27
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センゴクくーん！！お・か・きちょうだーi
「……現場で人の命を取るのはワシらだで！！奴らがが完全な“悪“だという証拠をくれ！！！」
「政府を疑う気か……黙って従え！！」
少しだけしか空いてないのにドアの隙間から言い争う声が聞こえる。
『(サウロ？)』
バンッ！！と荒くドアを開けたサウロの顔は汗をかいていて随分疲労してるみたいだ。
『 (そっちは牢獄なんじゃ……一体なんの用があって……)』
最近できるようになったチビカラスモードでサウロの頭の上に乗って一緒について行く。
かび臭いしホコリ臭い。
『(…………キレイ )』
ドスンと一人の白髪の女性が囚われてる牢屋の前に座るサウロ。
「少し、話しを聞かせてくれ」
バッと顔をあげたキレイな白髪の女性。
頭から血が流れて服もボロボロなのに……
その瞳から熱い何かを感じる。
ポーッと惚けてたら話しが着いたみたいでサウロが立ち上がちゃった。
『(…………覚悟決めたんだね)』
数分前のサウロと今のサウロは違う。何がとは言えないけどねー！
「………カラスさん、貴方も早く青い空に帰りなさい」
『！……っ声までキレイなんですね！！』
小さいカラスのまま牢の中に入る。
「！？…………貴方能力者ね？一体なんのつもりかしら 」
『 名前！私、お姉さんの名前が知りたいの！！ァ、私から名乗んなきゃか！私は甘泣A！！色々あって海軍でお世話になってるんだけど……って、そんなことより！！お姉さんめっちゃ好きだわ！！なんでかわかんないけど、うけるよね〜。とりま友達になろーや！』
「… え、えぇ？」
『 よっしゃ〜！！お名前はー？』
「 お、オルビアよ」
「 A！？！？」
あ、サウロ戻って来ちゃった。
「 もしかしてセンゴクさんに言われて着いて来たんだでか？」
『 ち、違う違う！！！私はオルビアと友達になりに来ただけ！！』
「 よく分からんが……Aのおかげでワシは決心することが出来ただで！！……けどオルビアの脱獄の邪魔をするならワシは容赦せん！｣
デレシシと笑う顔が懐かしくなるほど、決意とやる気に満ちた顔をするサウロ。
『 脱獄すん？てか私とオルビアは友達だから手伝うことはあっても邪魔することなんてないよ！？』
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作者名：武藤で無糖 | 作成日時：2022年11月8日 14時
