はじめてのおつかい！ ページ16
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『 ぴんぽーん！ご飯の配達だよー』
ガチャと疲れた顔をしている海兵のお兄さんに食堂からのご飯を運んでお金を貰う。
｢おや〜、Aじゃないか ｣
『あ、ボルサリーノくん！！お疲れ様ー！今日はサボり〜？』
黒いハット帽と、白地のシャツに黒の細いストライプのスーツをなっがい手足で着こなす間延びした喋り方のイケおじ、ボルサリーノくんである。
出会いは数日前。
──────
｢うちの海軍にタダ飯食いはいらないよ！！｣
ってつーちゃんに病室追い出されちゃった。
事務仕事とか手伝う？食堂とか……清掃もあるか
｢ あ、A！今暇だったりする？｣
｢ うん、めちゃんこ暇ー｣
｢ なら、これよろしく頼むわ！ありがとね〜｣
ジャリと鳴るお金と紙に書かれたなにか。
『え、異世界inはじめてのおつかい？？？？』
いや、待て待て待て！
『 クザン！？』
て、もういないし！！絶対逃げたでしょ！！
『どうしよう……字読めないんだけど……あ、そこのおにーさん！！ねえ、ねえ』
｢ん〜、一体なんの用かな〜？｣
『これと、これと……あとこれも、なんて書いてあるのか教えてくれない？』
｢全部じゃないかぁ〜｣
それにしても。
かっこいいおじ(多分まだ若いから、おじって言うよりおにーさんって感じかも)に遭遇！！私運良い！今日は良い日だわ！！
それからもハット帽のかっこいいおにーさん改めボルサリーノくんは読み方とそれがなんなのかどこにあるのかって全部手取り足取り教えてくれた。
ちなみに海軍本部を詳しく案内してサボり場所とか食堂とか色々教えてくれたのもボルサリーノくんである。
もう大好き！！！優しい！！！
──────
そして今に至る。
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作者名：武藤で無糖 | 作成日時：2022年11月8日 14時
