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アリスのロシアンルーレット ページ3

金髪女はうざったいくらいはハイテンションだ。

「まずこの銃をあなたたちに貸します。で、あなたたちが自分で頭を打ち向く。」

は?無条件に死ねと言いました?理不尽が過ぎやしません!?

「もちのろん、それだけじゃない。ついでにアリスの人形も貸す。ためしにだれか頭撃ちなよ。」

金髪女はそれ以上説明する気はないようだ。それよりこちとら命かかってんだぞ試しに撃って死んだらどうすんだよ。

上から人形と拳銃が降ってきた。どーいう仕組みだ。

紗菜が話し始める。「とりあえずだれか頭撃たなきゃ・・・だよね。」

それが問題なわけで誰がやるかだよね。ここはラノべみたいに私がやったほうがいい的な?

「私やるよ。」そう言って拳銃をにぎったのは、マリーだ。イケメンすぎる。私はうなずく。

マリーは恐る恐る自分の頭に当てて引き金を引こうとした瞬間アリスの人形がしゃべり始めた。

「ソレハダメ。」ビビる。でも時すでに遅し。マリーは引き金を引いてしまっていた。

でも何もならない。どういうこと?人形はダメっていったのに。とりあえずみんなで議論だ。

「アリスの言うとおりにしたほうがいいかも。」「でもマリーは違うの引いたよ?」

夏帆が痺れを切らして拳銃を頭に構える。またアリスがしゃべる。「ソレハイイヨ。」

夏帆が打とうとした瞬間、私の頭の中に天才的な考えが表れた。「待って」

夏帆はアリスに従って打とうとしていた。あぶないあぶない。後一歩遅かったら頭撃ちぬいちゃってた。

「アリスにしたがっちゃダメ。」夏帆が反論する。「え?なんでよ。とりあえずやってみないと。」

やっぱりそう思ってたか。「アリスと言えば何の国のアリス?」

みんな即答だ。「鏡の国のアリス?」

「そう鏡なんだよ。鏡に物をうつすと反対になる。だからアリスは反対のことを言うんだよ」

「確かにそうだね」

納得したみたいでよかった。金髪女がそうだったと言いながら説明をたす。

「言い忘れてたけど、当たりの銃弾は1つしかはいってないよ。当たりが最後の一つになるまで撃ち続けてね。」

はあ?そんな大事なこと先に言えよ。あえて黙ってたんだろうけど。

そのあと私たちは順番に撃ち続けた。答えがわかったのならこんなの楽勝だ。私たちは犠牲を出さずクリアした。

「注目〜ごみ発表。西原功成、江口蓮人、江藤葵、上野光です。でも頭撃ち向いて死んじゃってるから聞こえないね。みじめー。」

人間ごみ箱からメッセージ

人間候補26人

ごみ4人

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作品ジャンル:ホラー, オリジナル作品
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サティ - 狂った感じ大好きです。 (2020年7月14日 20時) (レス) id: 38a4bf4518 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:リツ | 作成日時:2020年7月13日 20時

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