花の理解者は兄を想う。第70話 ページ46
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『…俺が暗殺者になったのは遊びで…恨み、後悔…絶望……色んな理由がある』
sha「…」
言うしかない…
『だが…暗殺者になった最大の理由は……』
『日常が欲しかった。ただそれだけだ。』
「日常」…俺にとって最高の褒美
いつもと変わらない…ごく普通の毎日
暗殺者だからこその褒美だ。
sha「じゃあさ、なんで…トントンについて行かなかったん？」
『……え？』
sha「だって暗殺者の道を進んでなかったら今の日常だってあったやろ？」
『でm…「まだ言い訳するんか？」
本気だという目は俺を逃さない
確かにそうだ。日常が欲しいならついて行けばよかった。だが………
『……っ…』
俺は兄について行って日常を掴むことは不可能だ
『…笑わせるな』
sha「…は？」
『確かに兄について行けばよかった。でもな俺には信頼なんてないんだよ。だから幾ら兄が俺を庇ったとしても我々だ軍によって静めたとしてもきっと俺への憎みは消えない』
ふぅっと息を吐くとシャオロンを捉える
『そうしたら困るのはお前らだろう？シャオロン』
sha「…確かにそうやな。」
…賛成の色とも分かる瞳の筈なのにどこか反対の意味も込められている
ｶﾞｼｬﾝッ
『…っ……！？』
俺の真横、1cmぐらいの距離でシャベルが振り下ろされる
sha「確かにそうや。だからといってAを助けないわけないやろ」
『……そんなに仲間が必要か？』
必要な事くらい知ってるけど…それでも………
sha「当たり前やろ！仲間は最高の
不安なんか吹っ飛ばすぐらいの明るい笑顔で自信に満ち溢れた顔を向ける
『…そうだな』
sha「おー！！やっと認めたか！！！」
嬉しそうに笑うシャオロン。
『うるさい。入るなんて一言も言ってないからな』
ずっと、
それが最高のendingだから。
『だが、シャオロンに言っとこう』
これはきっと俺のいない未来で役立つだろう
『ライカはお前らに必要な存在になる。絶対にだ。』
いや、そのはずだった
あの絶望な光景を俺が見るまでは。
まるで歯車が狂ったように
俺の人生も彼奴のせいで狂ってしまった
嗚呼…そうか
俺が暗殺者になったのはそんな理由ではなかったな
全部、復讐するためだったんだ。
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苺蜜のお茶屋(プロフ) - 星空さん» ありがとうございます！Knさんにしようかと思います！2つも提案して下さり嬉しいです！ (2020年12月6日 12時) (
レス) id: 5e625306a1 (このIDを非表示/違反報告)
星空 - 2度もコメントすみません！御相談の件shoさんやknさんとかどうでしょうか？ (2020年12月5日 18時) (レス) id: e1055a4c52 (このIDを非表示/違反報告)
苺蜜のお茶屋(プロフ) - 星空さん» 神作だなんて照れちゃいま(ごめんなさい、キモかったですね。ありがとうございます！これからも頑張ります！！ (2020年12月1日 15時) (レス) id: 5e625306a1 (このIDを非表示/違反報告)
星空 - とても面白くて個人的に1番好きな神作です！更新頑張ってください！ (2020年11月30日 19時) (レス) id: e1055a4c52 (このIDを非表示/違反報告)
苺蜜のお茶屋(プロフ) - (´ー｀*)ｳﾝｳﾝさん» ありがとうございます！これからも頑張ります！ (2020年11月24日 19時) (レス) id: 5e625306a1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：苺蜜のお茶屋 | 作成日時：2020年8月1日 16時
