愛していました。第51話 ページ21
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ライカ「何時まで此処にいるわけ？」
さっきから緊張して行こうと思っても行けない
『だ…だって……』
言い訳するも
ライカ「はやく行ってきて！」
と言われ追い出された
『えぇ…』
仕方ないと思い緋花原に向かう
─────緋花原─────
簡単に言えば広場みたいな場所
でも秋や冬になると赤く綺麗な花が咲く
だから秋や冬に来る観光客は多い
そんな事を考えていたら
tn「遅なった…すまん」
と慌てて来たことが分かるくらい乱れた兄が来た
『…そんなに急いだの？』
と言えば
tn「1人で来るの大変やったん」
と苦笑する
『ふ〜ん…分かったからちょっと整えてよ』
tn「…すまんな」
申し訳なさそうに謝って奥へと消えた
────2分後────
『…ぁ』
『来た』とでも言いたかったのだろうか
分からない
兄の綺麗な顔立ちと服装が良く合っていて見とれてしまう
tn「A？」
その声でハッとする
『ぇ…あ……ごめん。じゃ…じゃあ言うね』
今更、緊張してくる
震える手を抑え言葉を選ぶ
『俺…はぐるっぺんの……親を殺した。理由なんてない。うざかったから。それに自分の親も。そのせいで貧乏になった。人を信じることも…怖くて兄が憎いとかウザイとか思ってたけど……』
そこで途切れた
『好き』そんな事、言えなくて。
『な…んでもない。それで人殺しを始めた。無害な人間も何人か殺したけどほぼ犯罪を犯したりウザイって思った人間を……殺した。』
震えはとまらない
『これで……いい…？』
短くまとめて言った
ｼｰﾝとした沈黙が続く
tn「なぁ…A…」
そこに兄が口を開く
ﾋﾞｸｯと跳ねる
もしかしたら責められるかもしれない
「人殺し」だって「生きる価値ない」って。
だけど俺はそれを覚悟した
兄からなら受け止められると思ったから。
tn「辛い思いさせてごめんな」
予想以外の言葉だった
なんで？なん…で……
違う…でしょ
「生きる価値ない」って「死ね」って
言ってよ
『は……？』
その瞬間
ブワッと
赤い花弁が宙を舞う
兄の姿も見えない。
ただ沢山の花が風に吹かれている
時が止まったような感じがした後
ここから離れなきゃ
そう思って兄に背を向けた
『ぇ……』
引っ張られる時と同時に花弁は落ちた
記憶と過去と兄。第52話→←一緒？同じ？そんな事言わないで。第50話
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苺蜜のお茶屋(プロフ) - 星空さん» ありがとうございます！Knさんにしようかと思います！2つも提案して下さり嬉しいです！ (2020年12月6日 12時) (
レス) id: 5e625306a1 (このIDを非表示/違反報告)
星空 - 2度もコメントすみません！御相談の件shoさんやknさんとかどうでしょうか？ (2020年12月5日 18時) (レス) id: e1055a4c52 (このIDを非表示/違反報告)
苺蜜のお茶屋(プロフ) - 星空さん» 神作だなんて照れちゃいま(ごめんなさい、キモかったですね。ありがとうございます！これからも頑張ります！！ (2020年12月1日 15時) (レス) id: 5e625306a1 (このIDを非表示/違反報告)
星空 - とても面白くて個人的に1番好きな神作です！更新頑張ってください！ (2020年11月30日 19時) (レス) id: e1055a4c52 (このIDを非表示/違反報告)
苺蜜のお茶屋(プロフ) - (´ー｀*)ｳﾝｳﾝさん» ありがとうございます！これからも頑張ります！ (2020年11月24日 19時) (レス) id: 5e625306a1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：苺蜜のお茶屋 | 作成日時：2020年8月1日 16時
