3-9 会いたかった ページ48
「よっ、久しぶり」
「久しぶりだね！俺たちAが突然いなくなるから心配したんだよ」
本当に久しぶりに会った三人。Aは念を習得していたことを話した。二人が念を習得したことを聞いていたので信用していた。
『ごめんなさい。それで私、まだゴン達が裏ハンター試験受けてないから念能力のこと教えようか迷ってたんだ』
「そうだと思った。俺たちの事も考えて黙ってたんでしょ？」
「ちょっと待て。A、なんで俺たちがもう念の存在を知っているとわかった？」
「確かに！何にも言ってないのにね」
『実はヒソカに……』
誰からもらったかは言わなかったがAはヒソカからの手紙のことを話した。一応電話番号のことも話してみた。
「えぇ？！ヒソカと連絡とってるの？！」
『いや、一回だけだよ』
「ふ〜ん。で、その一回が最近なんだけど？」
『い、いつ！取った？！』
「キルア！勝手に見るのは良くないっ！」
そう言いゴンは、キルアが勝手に見ていたAの携帯を取り、返した。
「はい。A、ちょっと見えちゃったんだけどピアッサー名人って誰なの？本名？」
『ちょっとゴンまで！あのね詳しくは秘密だけど、依頼を頼もうかなと思ってる人なんだ』
「気になるけど聞かないことにするよ。それでAはどうしてここに？」
『ちょっと調べたいことがあるんだ。ゴン達はどうして？』
「俺たちグリードアイランドっていうゲームを探しているんだ」
「そう。それで今情報集めってとこ」
『私今暇だから一緒についてっても良いかな？何かあれば手伝うよ』
✧＼ 3人は仲間になった /／✧
グリードアイランドのこととオークションのこと、これから何をしようとしているかを色々聞かせてもらった。
「ねえキルア。オークションって俺たちも参加できるのかな？」
二人で相談し始めたのでAは二個隣のパソコンを立ち上げた。
『このバーテンダーを……っと』
クリックすると色んな項目が出てきた。探す項目はもちろん念能力についてだ。
『えー、規則、系統別について、懸賞首、指名手配……この辺かな』
Aの視線はぴたりと一つの文字に止まった。”幻影旅団”クラピカが探していると言っていた奴らだ。
『ねえ二人とも、クラピカとレオリオはどうしたの？』
結局指名手配について色々教えてもらったがあまりピンと来るものは無く、金だけ取られた。せっかくの先日の仕事分給料がほぼパーだ。
「二人なら9月1日にこの街に来ると思うよ。約束したからね」
『そうなんだ、楽しみだね』
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作者名：ザクロ | 作成日時：2022年3月31日 11時
