【H×H】目的は恋じゃない！ (ページ45)

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3-6 助言？ページ45

ワンコール目で出た。暇なのかな。

『うん、特に用はないけど掛けた。なんかこう……助言みたいなのが欲しいんだけど』

＿＿その前に♧この話はそっちの二人に聞かれてもいい内容なのかい？＿＿

スピーカーで流していたからもちろん、マチとフェイタンは驚く反応を見せた。マチが目線を送ってきたのでAはヒソカにこう聞いた。

『別にいいの。それでなんでわかったの？』

＿＿種は知ろうとしないのがショーを楽しむ秘訣♤＿＿

『じゃあいいや。助言だけ何か頂戴』

＿＿急に言われてもね……♢でも一つ教えることがあるとすれば、今度ボクはヨークシンシティに行くということかな♧＿＿

『もしかして、あなたもオークション？』

後ろで、”なんでヒソカはそんな簡単に教えるか”とか”口が軽いやつ”などヒソカに対する不満の声が聞こえた気がした。

＿＿”も”って事はAもなんだ♤じゃあ運命かもしれないね♡＿＿

『でも私行けなくなったかもしれないんだよね。今連れさられている途中なんだ』

少しの間ができた。

＿＿誰に？＿＿

『何者か知らないけど、あなたのお仲間さん達だよ』

＿＿……なら伝えてほしい事があるんだ♧＿＿

ヒソカがそう言うと、後ろからマチがこちらへ来て電話に向かって言った。

「あたしが聞いてるよ。話しな」

＿＿やあ♡何ヶ月ぶりかな？＿＿

「さっさと話せ。あたし達は急いでんだ」

さっきまでゆっくり観光してたのになとAは思ったが、マチがイライラしていたので言わないことにした。

＿＿Aに手出しはしないでおくれよ♤今度会った時に大事な話があるｯ＿＿＿＿

『マチ先輩、なんで切っちゃうの？！私まだ聞きたいことあったのに！』

切れてしまった電話を見つめてもう一度掛けるか考えたが、やめた。それからマチは、Aのリュックを開けて携帯を放り込んだ。

「A、鞄フェイタンに預けな｣

よく分からなかったが、Aはとりあえずリュックを預けた。

マチはAに近づくとふわっと持ち上げ抱いた。いわゆるお姫様抱っこと言うやつだ。

「少し走るから。その手、離すなよ」

『先輩……やだイケメン』

そう言った時、すでにその場に三人の影は無かった。