【H×H】目的は恋じゃない！ (ページ21)

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・♡・♢・♧・♤・

二階からドアの開く音が聞こえた。そして階段から急ぐように53番と246番が下りてきた。

激的な回復か♤何があったのだろうね♧

館の能力の一環、または別の能力……♡

キミのことを知るたびにどんどんボクの気持ちは昂っていくよ♤

「A、何があったの？！それと私の帽子は？」

「この館は……もしかして俺たちはリタイアしたの？！」

『二人とも一旦落ち着いて』

さっきまで考え込んでいたAは二人が来るなり表情を明るく変えた。二人は黙り、話を聞く体勢になった。

『詳しい事は秘密。ただ私たちはリアイアしていない。時間も大丈夫。今からこの館を出るから、さっきまでと同じように出口へ向かおう』

最初納得していないようだったが段々と三人の意見は一致していった。

自分では気づいていないだろうけどAは人に好かれやすいから、これからも仲間に恵まれていくよ♧

それが弱点になっていくとは知らずにね……♢

『じゃあ行こう！』

・・𖤣𖠿𖤣・・

館が一瞬にして消え去り、周りの景色は元のトリックタワー内部のものに戻る。ポンズは蜂が戦闘態勢になっているのに気がつき直ぐ帽子に収めた。

「ここは確か98部屋目だったわよね」

「そうだな、あと少しだ」

そして99部屋目。そこには壁紙があった。

【99部屋目到達おめでとう】
この部屋には四つの扉がある。一人ずつ入れ。一人入ったら次に入る扉が開く。

『四つの扉か。誰が最初に行く？』

「ボクが行くよ♧」

そう言ったヒソカはもう既に歩き出し、とってに手をかけているところだった。ヒソカが中に入り扉を閉めると他の扉から鍵が開く音がした。

「俺が行くよ。じゃあな」

ポックルが行き

「詳しくは分からないけど、私はあなたが私達のこと手当てしてくれたってわかってるわ。ありがとうA！」

ポンズも行ってしまった。

そしてAは部屋で一人になった。

今まで私、変な記憶なんてどうでもいいと思ってた。でも何か大切なことを知っている気がする。それを忘れているなら思い出した方がいいのかもしれない。

キルアともう一人の少年が水見式をやっていた。ただオーラを見る限り今のキルアはまだ念を習得していない。

次にヒソカと念糸縫合をやっていたあの女の子。詳しくは分からない。

私は未来予知でも出来るのだろうか。そうじゃなくてもこれからは無闇に情報は口に出さない方がいいな。変な奴に目をつけられるのは御免だ。

『さあ行こう』