【H×H】目的は恋じゃない！ (ページ12)

今日:4 hit、昨日:2 hit、合計:30,397 hit

1-1 一次試験開始ページ12

名前：A

身長：172cm

年齢：18歳

受験番号：400番

今はハンター目指して頑張る女の子。

『絵画ハンターになる！！』

家を出てからほとんど色違いのつなぎを着回している。いつもリュックを背負っている。ちょくちょくリュックに着いているキーホルダーやバッチが変わる。

微妙な長さで黒い癖毛は結べていない。黒に見える瞳はよく見たら深い紺色。

(具現化系)
念能力：まだ自分と師匠しか知らない。

〈瞬間的な館(ｽﾄｯﾌﾟｵﾌﾞﾊﾟﾚｽ)〉も所持。

・♡・♤・♢・♧・

「よっ、俺はトンパ。よろしくお嬢ちゃん」

いきなりこちらへ近づいてきたトンパはお近づきの印にとジュースをくれた。Aは後で飲むねとお礼を言ってその場を離れた。

怪しんでいた訳ではなく、ただ喉がかわいてなかっただけだった。ただそれが幸運だだったということは少数の人しか気づいていない。

Aに近づく少年もその1人だ。

「お姉さん、それ。飲まないなら俺に頂戴」

『あ！君……えっと……なんでもない』

はい、あげるとAはその少年にジュースを渡した。驚いたのは曖昧だった記憶の中に確かにこの少年がいることを思い出したからだ。

「俺キルア。はじめましてだと思うよ、会ってたら覚えてると思うし」

『！そっかはじめまして。私はA』

あいさつは済んだ。なんで考えていることが分かったのかという考えはもう頭になかった。

美少年だ……可愛い。Aは手のひらで顔を覆い隠す。それを見ていたキルアは、じゃあなと言いどこかに行ってしまった。

その時、悲鳴が届いた。

あの人……腕が。Aは可哀想になんて被害者の方を見ながらも加害者の方もしっかりと瞳に捉えていた。

44番奇術師ヒソカか。トンパの声を盗み聞きしながら情報を記憶する。

「そんな奴が今年も堂々とテストを受けれるのかよ！」

と男の人の声も聞こえた。それからヒソカのことは一段落するとAは周りの人達を観察し始めた。

『あれ、視力こんなに悪かったっけ』

今まで一日中ずっと絵を描いていたことが多いからか、5m先の人の顔はぼやけてあまり見えなかった。Aは近くは見えるし、とりあえずいいかと気を取り直した。

それからサトツという試験官が出てきた。一次試験はそのサトツさんについて行けばクリアだ。

みんな走り出した。