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You side
明日は、初めて、
SixTONESのみなさんと一緒に
仕事をしに行く日。
でも、SixTONESには樹がいて。
やっぱり、怖い。
でも、翔太に相談しようにも忙しそう。
そこで、私の、
信頼できる相談相手の1人、
小学校から高校まで一緒だった、親友の、
花黒さきちゃんに、相談することにした。
さきちゃんは、男性恐怖症のことを
よく理解してくれてて。
すごく大事な人。
『今、いい？』
花「いいよ、相談？あ、電話する？」
『いいの？じゃあ、電話するね」
花「おっけー」
Prrrr…
花「もしもし？」
『もしもし、？』
花「どしたー、なんかあった？」
『明日…』
花「いいよ、ゆっくりで。」
『明日、マネージャーの仕事をしに行くの。
SixTONESの。だから、樹が…』
花「あぁ、田中くんね。怖いよね。
大丈夫だよ、Aちゃんならできるから。
もし、無理そうだったら、いつでもいいから、
私に電話して？すぐ行く。
Aちゃんは、私の、恩人、だから。」
『ありがと。ごめんね、夜遅くに。』
花「全然大丈夫だよー！
頼ってくれるの、嬉しいし。
どんどん相談して。
Aちゃんの、
力になれるように、頑張るから。」
『ふふ、元気出た。ありがとう！』
花「ううん、全然。
じゃあ明日、お互い頑張ろね！」
『うん。おやすみ』
花「おやすみー！いい夢見てね。」
なんでなんだろ。
さきちゃんに電話すると、
なんだか落ち着くの。
翔太に話す時とは、
また気持ちが違う、っていうか。
あ、そうか。
翔太に、心配かけたくないんだ。
これが、私の、心からの本音なんだ。
なんでよ、翔太には
助けてもらってきたじゃん。
今の私は、翔太を裏切ることに、ならない？
こんな自分に、嫌気がさす。
あー、このままじゃ、だめだ。
明日の仕事に、影響が出る。
なんでイライラしてるんだろ…って、
あれか、女の子の日の前だ。
このイライラを、消さないと、なのに、
こういう時に限って、消せない。
もう、！イライラする。
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