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Shota side
今日は、Aと話す日。
多分、そろそろ来る。
ピーンポーン
ほら、来た。
『お邪魔しまーす』
翔「手洗ったらそこ座って」
『はーい。で、なんの話するんだっけ?』
翔「(睨む)分かってんだろ?」
『はいはい、分かってますよ。
私の、マネージャーの件でしょ』
翔「分かってんじゃん、早く話せよ」
『うーん、どこから?』
翔「最初から。」
『社長に、SnowMan、
SixTONESのマネージャーをやって、
って言われたから、こうなった』
翔「んん、ちょっと待って。
え、SnowManは分かるけど、
SixTONESのマネージャーもやるの、?」
『そうだよ、あれ、言ってなかったっけ?笑』
翔「初めて聞いたし。
SixTONESって、樹いるけど、大丈夫か?」
『そうそう。
樹みたらさ、過去のことがフラッシュバックしてさ、
過呼吸なった。でも、京本さんとか、
高地さんとかが優しく対応してくれたから、なんとか。』
翔「俺、心配なんだって。
Aが。前みたいに、1人で全部抱え込まないか、って。」
『前はさ、頼れる人がいなかったから、
相談できなかったんだよ。
でも、今は、渡辺翔太、っていう、
私の大きな味方がいるじゃん。だから大丈夫だよ。』
翔「何かあったら、っていうかなくてもいいから、
俺に話して?普段のことでも、
困ったことでも、なんでも良いから。」
『ありがと。』
翔「んで、これからどうするつもり?」
『まぁ、SnowManのマネージャーの仕事と、
SixTONESのマネージャーの仕事を、
うまーく両立させていかないとな、って思ってる。』
翔「Aへの負担が、大きすぎない?
アイドルグループ2組のマネージャー、
それでも大変なのに、男性恐怖症のAが
男性アイドルグループのマネージャーなんて。」
『私は、大丈夫だから。
まずは、自分の体調管理、しっかりしてよ?』
翔「俺、今まで何年アイドルやってきたと思ってんの?笑
舐めんなよ、笑」
『翔太ならできる。大丈夫。』
翔「俺も思ってるよ、同じこと。
Aなら絶対できるから」
『うん、ありがとう。それじゃ、また』
翔「ちゃんと俺には話せよ?全部聞いてやる。」
『ん、分かった。じゃあ』
翔「気をつけて帰れよ。」
A、1人で抱え込む癖があるから、心配なんだよ。
その弱みに漬け込んで、
Aを男性恐怖症にした、あいつは許せない。
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