不器用すぎない？ ページ33
「そういえば、Aちゃん
私気になった所があるの」
『え、何が？』
「Aちゃん、轟ちゃんと同じ
土砂ゾーンにいたんでしょう？
そこからだと広場の様子とか、
遠くて見えずらいと思うんだけど
何で相澤先生が捕らえられていた事が見えたの？」
『えっと』
それは個性の目を使ったからなんだよ〜
って言える訳ないね。
どうしよう、何て言えば...？
「Aちゃん.....
相当目が良いのね」
『え』
「だってそうじゃないと
あんなに正確に怪物の肩を狙えないもの」
ーーー
「その反応...そうか、
お前がそうだったのか。
なるほど、ならさっきのにも説明がつくなぁ」
ーーー
さっきのって...
私が広場にいなかったはずなのに
状況を既に把握していた事を不審に思われたのか？
そして「説明がつく」って、
私の目の個性を持っていて
広い範囲をいっぺんに見れる事を知ってる...？
なら、私は
ヴィランに個性がバレた事になる。
ヒーローにバレるよりマシか？
いやで
BOM！！
「無視してんじゃねぇぞ鳥女ぁ！！」
『っうわ！！
ビックリしたぁ』
考え事してたら爆豪くんが
目の前で爆発を起こしてきた。
こんなんされたら誰だってビビる...！
「いくら上の空だったからって
その起こし方は危ないわ爆豪ちゃん」
「うっせぇ！おい鳥女
右腕、解除しろ」
『...？解除？』
「個性かけっぱなしだから
解除しろっつってんだよ耳クソ野郎！！」
...そう、私は爆豪くんの言った通り
右腕の鳥化を戻していない。
何故かと言うと...
戻したら、右腕ボロボロの状態になる。
それでもし病院に運ばれたら...
治療費がめちゃくちゃかかるからだ！！
保険なんて入ってないから10割負担！
そんなの払う余裕、うちにある訳ない。
『やd』
「しなけりゃ殺す」
『手から煙出して脅してるよこの人
ヒーローとは思えないね』
「あぁ？！」
『...分かったよ』
流石に爆破されるのは嫌なので
ちゃんと解除した。
「...！酷い怪我ね、
直ぐに刑事さんに言って救急車呼ばなきゃ」
『いやそこまでしなくても』
「刑事さん」
『爆豪くん？！』
結局刑事の塚内さんに
これはリカバリーガールにみてもらいなさいと
保健室に案内された。
病院行きは免れたわ、ラッキー。
...もしかして
爆豪くん、私が怪我してたの知ってたのかな。
それで右腕解除しろって脅して
保健室に行かせたとか？
あー...
正直かなり不器用だと思うけど
明日、お礼言わなきゃ。
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ハム太郎(プロフ) - いまづきさんへ コメントありがとうございます！有り難きお言葉...感謝感激です！亀更新で申し訳ありませんが、これからも見て下さると嬉しいです！ (2018年11月20日 23時) (
レス) id: 35d18d2ff3 (このIDを非表示/違反報告)
いまづき(プロフ) - 早く再新待ってます！ (2018年11月7日 21時) (レス) id: 14b35c0538 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハム太郎 | 作成日時：2018年7月13日 0時
