いいぞ頑張れ飯科くん ページ18
「待てやゴラァアァアァア！！」
『あちゃー...相当お怒りのようだねぇ...
一瞬でも足を止めたら死にそう...！』
今、鬼による死の鬼ごっこ開催されていて
逃げる側の私は足を必死に動かしています。
後ろにいる鬼側の鬼は
般若より怖い顔をして追いかけてきます。
ちなみに廊下をめちゃくちゃ走ってますが
先生はマスコミの対応に追われていて
私達を注意する余裕なんて無さそう。
...鬼を止められる人材は居ないという事か。
と、必死に走っていると、
非常口に繋がる廊下が人で埋め尽くされて
いるのが見えた。
『ここに入れば爆豪くんに見つからない...！』
意を決して人混みの中に身を投じた。
うわっ人にめっちゃ押される...！
...ど、どうだ？
「くそっ...どこ行きやがったあいつ...！」
カモフラージュ作戦成功！
良かった...これで一安心。
それにしても、
こんな大量に人が居るなんてまだ慣れないなぁ。
田舎では学校に1クラス10人くらいで
2クラスあれば凄い位だったのに...。
うわぁ...人に酔いそう...。
ブォンブォン
「うぉおぉおぉおぉお！」
『い、飯林くん！？』
頭上で回転しながら前に進んでる！
一体何をするつもりなのかな？
「皆さん！！
だいじょーーーぶ！！」
...短く、端的に、なおかつ大胆に
この場の混乱を鎮めた...。
...あんな風に人をまとめられるんだ。
本当に、凄いなぁ。
飯里くんのおかげでみんなは解散となり、
パニック状態だった雄英は
無事に元通りになった。
『さて、私も食堂にもどr』
ドンッ
...退散する人に押された...
やっばい、転びそうだ...！
床に倒れた時に来る衝撃に備えて
目をギュッと瞑った.....
が、一向に私の体は倒れない。
『...？』
恐る恐る目を開けると、
誰かが肩を掴んで転ばないようにしてくれていた。
誰だか分からないが、お礼を言おうと
その人の顔を見た。
『あ、ありがとうございま...』
「見つけた...今度こそ逃がさねぇ！
歯ぁ食いしばれぇ！！」
まさかまさかの爆豪くんだった。
『...死んだ......』
飯科くん、私は大丈夫じゃなかったよーーー
悟りを開いた瞬間、
廊下に爆発音が響いた。
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ハム太郎(プロフ) - いまづきさんへ コメントありがとうございます！有り難きお言葉...感謝感激です！亀更新で申し訳ありませんが、これからも見て下さると嬉しいです！ (2018年11月20日 23時) (
レス) id: 35d18d2ff3 (このIDを非表示/違反報告)
いまづき(プロフ) - 早く再新待ってます！ (2018年11月7日 21時) (レス) id: 14b35c0538 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハム太郎 | 作成日時：2018年7月13日 0時
