私の趣味はというと ページ16
昼の大食堂、相変わらず混んでいるなぁ。
空いてる席を探すのも一苦労するよ...あ、あった。
梅雨ちゃんを誘ったけど
先生に聞きたい事あるから先に行ってて
と言われ、ぼっち飯です。
なんか、雄英高校生活始まって
個性テストやら対人戦闘訓練やら慌ただしくて
この昼でようやく落ち着ける気がするよ...。
...落ち着ける今くらい、
趣味をしてもいいよね...？
そう思い立つと、スケッチブックと鉛筆を
取り出し、大食堂の写生を始めた。
解説しよう！(謎のテンション)
私、鳥目Aの趣味は絵を描く事。
広大な森や畑ばかりが周りにあり、
友人等がいたりいなかったりした私は
小さい頃から絵を描くのが好きだった。
そして、新しい都会の写生をするのが
実はとてもとても楽しみだったのだ！
まず大食堂を...
「うわぁ！絵すっごい上手やね！」
『うぉお！び、びっくりした...』
集中する1歩手前でいきなり声を掛けられたもん
だから、めちゃくちゃ驚いた。
声の方に振り返ると、
緑谷くん、飯林くん、麗日さんがいた。
「急に話しかけちゃってごめんね！
スケッチブックが見えて、中の絵が
めっちゃ上手かったからつい...」
『え、これ？
これはただの小さい頃からの趣味なだけで
別にそんなn』
「こんなに丁寧かつ綺麗に描けるのか！
つまり努力の賜物という訳だな！」
『努力って言う程努力してないよ？』
「何を言っている！
この絵は努力した者にしか描けないものだ。
それに対して相応の評価をしなければ」
「飯田くん、どストレートやね！」
『逆に恥ずかしい...』
「凄い絵だね！前のページも見ていいかな？」
『大したものは無いけど、それでもいいなら！』
「...ってこれ、僕とかっちゃん！？」
『ごめん、勝手に描いちゃった！』
「夕陽と合わせたのか」
「男の因縁、だね！」
「なんか恥ずかしい...」
『いやぁ絵になってたからつい...』
こんな感じの会話を経て、
今私は緑谷くんの隣で絵を描いている。
...確か絵を両親に見せて褒められるのが嬉しくて
それがきっかけだったっけなぁ。
ーーーーーーーーー
「A、これ雄英入学祝いよ！」
『え、これスケッチブック...！？』
「こんなものしか出せなくてごめんね。
私達、Aの絵好きなの。
だから、雄英や都会の素晴らしい景色を
Aの絵で教えて欲しいな」
ーーーーーーーーー
貧しい中、両親がくれた大事なプレゼント。
私の絵で都会の景色を見せるんだ。
だから私は、筆を走らせる。
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ハム太郎(プロフ) - いまづきさんへ コメントありがとうございます！有り難きお言葉...感謝感激です！亀更新で申し訳ありませんが、これからも見て下さると嬉しいです！ (2018年11月20日 23時) (
レス) id: 35d18d2ff3 (このIDを非表示/違反報告)
いまづき(プロフ) - 早く再新待ってます！ (2018年11月7日 21時) (レス) id: 14b35c0538 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハム太郎 | 作成日時：2018年7月13日 0時
