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#you side
『あの時は「あ、終わった」って思いましたね』
「度胸あるなぁ。退部とかさせられなかったん?」
『良いスイングしてる、って褒めていただきました』
バレた直後、もちろん監督や部長に全力で謝罪をした。
一度もマネージャーの仕事を怠ったことはないし、とても真剣に取り組んでいた自信はあった。
しかし、無断でマネージャーと無関係ことをするのはさすがに良くない。
しかも強豪校。
強制的に退部させられると思った。
けれど、私が想像していた反応とは大きく異なっていた。
監督は私のバッティングを褒めてくれた。
そして私に「マネージャーではなく、選手たちと一緒に練習をする」という提案をしてくれた。
「監督さすがやな。見る目あるわ」
『はい。監督がいなかったら、今こうして皆さんと野球できていないですから』
私が野球に戻ることができたのも、ジャイアンツに入団することができたのも
すべて監督のおかげである。
監督には感謝してもしきれない。
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作者名:かめ。 | 作成日時:2022年3月22日 1時