ネバーランドからの迷い子

17話 ページ18

「トオルさんと同じ色だから！」



お兄さんがフリーズする






「……トオルさん？どうしたの？」





するとハッと我にかえるトオルさん





「いや…なんでもない……僕もソアと一緒の色の瞳で嬉しいよ」




そう言って笑う



くっ…ノーマンにも引けをとらないキラキラスマイル……！！




「すいません、これ試着させていただいても？」



「はい！こちらへどうぞ〜！」


しちゃく……？



トオルさんが店員さんに声をかける。



「試しに着てみて、サイズとかを確かめるんだよ」



なるほど！！






「トオルさんきれたよ〜」



個室から出て、お兄さんに見せる




その場でくるりと回ってみる




なんだかお姫様になった気分！




「私かわいい！？似合ってる！？」



「うん、すごく似合ってるよ！」



やったあ！！




「それは買うとして、他にも見ていこうか」













「ありがとうございました〜」


結局たくさんの服を買ってもらった




とっても嬉しいけど……






少し申し訳ない………お金だってたくさんいるのに…





「どうしたんだい？ソア」



トオルさんが心配そうに聞く




「私、こんなにかってもらっていいのかな…迷惑じゃない……？」





こんな得体の知れない私を家に置いてくれているだけでもありがたいのに……






「あのね、ソア。君はもう僕の家族だ
だから遠慮する必要なんてないんだよ、たくさん甘えて良いんだ」



そう言って私の頭を撫でるトオルさん。





「……っ！ありがとう！トオルさん！」





そういうと、トオルさんは笑って、



「じゃあ、ほかに必要なものを買いにいこうか」




「はーい！」





私を見つけてくれたのがトオルさんでよかった






〜その頃の店員〜


(何！？あのビジュ良すぎ兄妹！！！
目の保養でしかないわ…！！！！！！)


荒ぶっておられました

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