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𝟗 ページ9






9月17日の今日、朝早く球場入りした俺は例のことで打ち合わせをしに急いでスタッフの白井さんの元へ走った。




『白井さん!おはようございます!この前言ってたの実行できますか!?』

「碓氷くん、おはよー。準備バッチリだよ」




さすが白井さん、相談しておいてよかった。この前言っていたのとは今日誕生日を迎える優人へのサプライズという名のドッキリのことだ。




『もう少しで優人来ると思うんでそしたらカメラお願いします!』




今日のドッキリの作戦はありきたりだが反応が良さそうな優人にはピッタリな自分の誕生日が忘れられてるっていうドッキリを準備したけどちょっと意地悪すぎるかなー。まあ、優人なら許してくれそうだしいっか。



取り敢えず変に勘がいい礼都にはバレそうだったので事前に伝えておこうと思い礼都に伝えに行けばそこにちょうど優人が来たので急いで近くにいる白井さんにアイコンタクトをした。




中田「アキ、誕生日おめでとう」

秋広「翔さん!ありがとうございます!」




そんな声が聞こえ次々と勇人さん、尚輝さんたちがみんな優人を祝ってる中俺はバレないようにカメラを見てニヤける頬を必死に抑えていた




『優人おはよ!』

「おはよだけなの?」

『ん?なんか今日あったっけ?』




避けても怪しまれたら嫌なので平然を装って優人の元へ行くといつも通り頭を撫でられた。これ結構好きだけど絶対いつか身長縮むよなー、なんて考えてれば案の定それだけなのかと聞かれ少し罪悪感で胸が痛んだがここで終わったら折角のドッキリもつまらなくなるから、何も知らないふりをしておいた。




『そうだ、大輝さんー!』




少し優人の顔が暗くなったのを見て罪悪感に押しつぶされそうになったので咄嗟に増田さんの元へ逃げた。




𝟏𝟎→←𝟖



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作者名:くむ | 作成日時:2023年9月11日 13時

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