兎の愛され天使 (ページ8)

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大勢side

俺たちジャイアンツ内では他球団に知られてはいけない秘密がひとつ存在する。

山本「Aちゃんー、ほらはやく俺にもちゅーして」

『いやです！しません！てか俺男だからちゃん付けしないでください！』

そうそれは、Aがキス魔だということだ。

オリックスとの交流戦の今日、いつからかAを気に入った由伸は今日もべったりと付きっきりだった。

山本「いいじゃんー俺だったらちゅーし放題だしこの前大勢としてたじゃん？」

『まってください、なんでそれ知ってるんですか…』

山本「えーやっぱりあれしてたの？」

Aの口から事実が聞けたのか顔面崩壊レベルでニヤけてる由伸と頬を赤めらせて必死に否定してるA

あかん、今の顔めっちゃ可愛い…とかの前にまじでいつ見られてたん

岡本「Aーあいつは危ないからこっち来とき」

山本「ちょ、和真さんそれは酷いっす」

突然何処からか現れた和真さんに手招きされそのまま膝の上に座るAにちょっかいをかける由伸。未だに顔真っ赤にしてるAめっちゃ可愛いむり俺の膝の上に座られてたら完全にちゅーしとった、あぶな

大勢「A、あっちで梨さん呼んでたで」

『梨さんが？行かないと！由伸さんまたあとで！』

このままだと埒が明かないし、呼ばれてもいないのに和真さんの膝の上に座って由伸に頭を撫でられているAを見たら自分でも醜いほど黒い感情が浮き出てきてしまいつい嘘をついてしまった

岡本「大勢も余裕ないなー」

そう言ってAが居なくなってつまらなくなったのか和真さんも何処かへ行ってしまった。余裕ないのは十分自覚済みやし、今はそんなことよりもこいつにAの秘密を知られてる方が大問題っすよ、和真さん

山本「ねえAちゃんオリックスに来させてもいい？」

大勢「絶対あかん」

『げっ…由伸さんまた来たんですか』
「Aがちゅーしてくれるまで諦めんから」

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