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𝟏𝟒 ページ14





『ッ〜〜泣』





やばい、これ完全にやらかした。


練習日の今日捕手陣は送球練習だった為自分も参加していたところ、運悪く右手首を捻ってしまった。




小林「すいー、ちょっと見してみ」

『ッ!痛いー泣』




言われた通り手首を見せれば軽い力なのであろうけど捻ったからなのか倍以上の力で触られた感覚があって思わず涙が溢れてしまった。




秋広「ちょ、なんでA泣いてるんすか!?」

『手首捻ったー泣』




俺の声がデカかったのか一斉に俺の近くに色んな選手が来ていた。




『!?なんでこんな集まってるんですか』

大勢「はよ、救護室行くからここ乗り!」

『捻っただけだからそこまでしてもらわなくて大丈夫ですよ』

中山「そんなこと言ってないではやく連れてってもらって」

『えーー』




心配してくれるのは有難いけど俺の周りには心配性しかいないのかってくらい周りのみんなも頷いていたので大人しく大勢さんにおんぶをしてもらい救護室まで運んでもらい、処置までしてもらった。




大勢「もう練習も終わってる頃やし、食堂行こー」

『まってください、またおんぶなんですか!?』

大勢「落ちひんようにちゃんと捕まっときー」




あー、めっちゃ恥ずかしい。しかも俺より20センチくらい背も高いから見える景色もいつもと違うし周りの目が気になって仕方ない。




長野「A、ここ座りな」

『長野さんー!』

長野「はい、あーんして」

『え?』




どういうこと?確かに利き手捻挫したから自分で箸持てないけど食べさせてもらうとか聞いてない!!




長野「A、あーん」

『うぅ、待ってください…恥ずかしい』

長野「ほら、はやく」




恥ずかしいけどお腹空きまくってるし、長野さんもせっかくやってくれてるから食べなきゃって思って食べたら、松田さんが「えらいなー」って頭撫でてくれたのが心地よくて思わず目を瞑ってしまっていたら、カシャって音がして目を開ければ数人が




『なんで撮ってるんですか!』

高梨「いいじゃんー、かわいいよ」

『ちょっと!優志さん絶対ストーリーあげるからやだ消して!!』

赤星「むりー。」




𝟏𝟓→←𝟏𝟑



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作者名:くむ | 作成日時:2023年9月11日 13時

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