𝟏𝟑 ページ13
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『森下さん俺のこと知ってくれてるんですか?』
熊谷「何回も対戦してるしAくんのことは知ってるよ笑」
なんて返されてしまい、よくよく考えればわかることだと思ったら恥ずかしくて頬が赤くなっていくのがわかった。めっちゃ恥ずかしいじゃん、俺
熊谷「やっぱりAくん可愛いね。阪神来ない?」
そんな言葉に固まっていると「なんて冗談だけど」って笑って言ってくる熊谷さんを見れば「でも俺は待ってるよ」なんて言いながら俺の頬を撫でてきて一瞬何が起きたのかわからなくてまた固まってしまった
熊谷「Aくん、着いたけど生きてる?」
『え…あっ!ほんとだ、着いてる!』
熊谷「また迷子になりそうになったら俺に連絡して。何回でも道案内してあげるから」
『熊谷さん〜泣 ありがとうございました泣』
熊谷「明日からまた対戦続くけどよろしくね」
そう言って俺の頭を優しく撫でてそのまま来た道をゆっくり帰って行った
高梨「あ、Aやっといた。ずっと探してたんだけどー」
『梨さん!ごめんなさい、散歩行こうとしたら迷子になっちゃってたんですけど阪神の熊谷さんに偶然会ってここまで送ってもらいました!』
高梨「無事帰ってこれたのはよかったんだけど、お前相変わらず面食いだな」
『えへ…バレました?』
部屋に戻り放置しっぱなしだったスマホを見ればインスタのDMの通知が来ていて、開けば熊谷さんからだった。たった数十分の出来事だったが、他球団に知り合いがいない俺からしたら凄く嬉しい出来事でずっとニヤける頬を必死に両手で押さえて平常心を保つのに必死だった
1「え!あのAくんに会ったんですか!?」
4「会ったけどやっぱりめっちゃ可愛かった」
1「ずるい!俺も話してみたいのに…」
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作者名:くむ | 作成日時:2023年9月11日 13時