23話 ページ24
桜哉「…真昼、こっち」
真昼「えっ!?何…!?ちょ…っどこ行くのっ…
さ…桜哉っ何…っ」
桜哉「大丈夫だよ、俺は…お前の友達だから、俺はお前を裏切らないよ」
路地裏〜
真昼「桜哉…?何でこんなとこ…」
桜哉「真昼は俺を信用してくれる?信用してくれるなら、嘘なんかつかないよな?」
真昼「なんかお前…変だよら何かあった…?」
桜哉「さぁ真昼、俺とお前の関係はどこまでが“嘘”でしょーか?」
真昼「何!?糸!?」
ドドッ
クロ「にゃっ!?」
真昼「!?クロ!?」
ベルキア「あはははァッさァさァ喝采を!串刺しショーの始まりだよォ〜」
真昼「えっあいつ…」
桜哉「…真昼、俺…言ったよな?吸血鬼が出るって、あんなにあんなにあんなにあんなに忠告したのにさぁ!!」
クロ「チッ…こいつら、椿の下位吸血鬼…」
真昼「え…?桜哉…?」
桜哉が下位吸血鬼…?
桜哉「真昼、世界は実は5分前に始まったんじゃないかって考えた事ある?」
真昼「は?」
桜哉「そんな訳ない?過去の記憶があるから?その過去の記憶も5分前に植え付けられたものだとしたら?…なぁ、そうやってお前に嘘の記憶を与えて、俺は5分前にお前の親友になったんだとしたら?そんな訳ないってお前証明できる?」
何言って…
桜哉「お前の母親が死んだ時さぁ…俺はなんて声かけた?…俺は、いる?」
あれ?昔の記憶のどこにも“桜哉”なんていな…
桜哉「さぁ真昼、俺とお前の記憶はどこまでが嘘でしょーか?」
真昼「クロ…ッ」
ドンッ
桜哉が切った、裂いた、クロを、私を、桜哉が人を殺してた…?
真昼「桜哉が…吸血鬼なんて嘘…」
桜哉「嘘だったら良かったのになぁ!吸血鬼が出るって話も俺が吸血鬼だって事も!…人は皆都合のいい方の“嘘”を信じたがる、俺達吸血鬼はそういう気持ちにつけこんで催眠にかけるんだ…お前に俺を幼馴染みだと信じさせるのは簡単だったよ、だってそれをお前が望んでいたから、真昼…どうしてお前なんだ…お前が猫を拾わなければ、ただの猫だなんて嘘をつかなければ、俺は今…お前側に立ってたかもしれないのに、俺は明日もお前の親友でいられたのに、こんな簡単な事で世界なんて壊れていくんだよ」
真昼「私はっ…私はただ!!吸血鬼の事に…友達皆を…お前を、巻き込みたくなかったから…っ」
70人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
きらら(プロフ) - とても面白かったです!更新頑張ってください! (2019年5月17日 20時) (レス) id: 95b9570949 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ - 面白かったです^_^続きが、すごく気になります^_^これからも、頑張って下さい^_^ (2019年3月12日 23時) (レス) id: 406c27ad01 (このIDを非表示/違反報告)
紅姫様(プロフ) - ありがとうございます!どんどん更新しますね! (2019年1月1日 22時) (レス) id: 2a5d7db539 (このIDを非表示/違反報告)
ナイトメア - すごい つづききになります早く読みたいのでつづきおねがいします (2019年1月1日 20時) (レス) id: e40bc9480f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:紅姫様 | 作成日時:2018年12月9日 2時