【サーヴァンプ】【文スト】異能力者は主人になりました！？

15話 ページ16

下位「みそのー今日御園の似顔絵描いたー」


御園「なっ…やめろチビどもっ僕は今忙しいんだっ///」


真昼「何コレ？」


リリイ「この子達は私の下位、先程から一緒の双子ユリーとマリーも含めて…皆吸血鬼ですよ、椿の勢力はまずこの子達のような下位を殺してまわってます…今週も分かってるだけで2人やられました」


御園「…お前はチェスを知っているか、ゲームが進むにつれて盤上からコマが減っていくだろう、そして最後にキングさえ残っていれば勝ちだ…僕は現実でもそうあっていいとは思ってないんだよ！僕が王座に座るのは守られる為じゃない、だから僕には力が必要だ、より大きな力が…」


ドッ


真昼「わぁっ！」


御園「…ユリーマリー…僕がまだ喋ってるのに…っ」


真昼「ちょ…話もできないよっちょっとクロっ取り敢えず血飲んで戦…」


クロ「降参降参…」


真昼「お前はー！」


チッ、異能力を使うしかないか…？


御園「…貴様は何の為にその力を使う？1人のサーヴァンプにつき主人の椅子はただひとつ、その椅子に座る覚悟と理由があるのか？」


真昼「え…？」


御園「ないなら僕に渡すべきだ…貴様は、何の為にサーヴァンプの主人になった？」


ユリー、マリー「…城田真昼、孤独なアリスを助けてくれる？」


私がしたい事、お前がしたい事、シンプルに考えれば


真昼「…お前にクロはやらない」


きっと私もお前も…


ユリー、マリー「…」


真昼「ちょ…っ待ってよ！話を最後まで…」


バキッ ゴッ


御園「リリイ…(リリイじゃ間に合わな…)」


真昼「クロ！！双子を…っいったぁ！？」


手の届く範囲にある全てをただ守りたいだけだ


真昼「私らしくないけどさ…」ﾎﾞｿｯ


ごとんっ


真昼「クロ…っ…ありがと！もーお前面倒くさがったり助けてくれたり…気紛れだね…」


御園「ユリー！マリー！」


ユリー、マリー「平気…」


御園「…2人を…助けてくれた事には礼を言うが…」


真昼「…お前は、シンプルに言うとただ椿とかから皆を守りたいんでしょ、それなら私も同じだよ、その子達を守る“誰か”はお前1人である必要ないと思う、2人とか4人とか…一緒にならできる事もあると思うから…御園、私とクロも一緒にやるよ」


クロ「…勝手に交ぜるなよ…」


御園「ッ…そんなに僕の下僕を希望するなら使ってやってもいいけどな！僕はあの椿とかいう吸血鬼を排除したいだけだ！貴様が働かないならすぐにでも猫は僕が…」

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