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あれからルイ率いる数人の男は
祖国へ強制送還されたと聞いた。
あの男は一体何だったんだろう?
ほんの短い期間だったけど
素姓が分からない危険な男と
一緒に過ごした自分が憎い…
きっと、神威の事を忘れようとして
心の拠り所を探していただけかも知れない。
私はまた冷静に考えずに暴走してしまったのだ。
また大切なものを失うところだった。
____神威side
あの一件から、Aと離れて過ごすのは
危険だと判断した。
彼女も一人で過ごす事に
ものすごく恐怖を感じている。
あれだけ酷く乱暴されたんだ。
心に大きな傷を負ったに違いない。
ルイと言う男は犯罪組織の人間。
Aは奴の素姓を知らない。
今は知らない方がいいだろう。
神威「A、俺と一緒に暮らそう。」
約束したんだ
お前を守るって。
きっと、Aはまた狙われる。
あんな犯罪組織は強制送還されても
一筋縄では行かないだろう。
_____Aside
一人で過ごす事がこんなに怖いなんて…
かぶき町の治安は一層悪くなっている。
そんなかぶき町で
神威が一緒に暮らすことを提案してきた。
『神威がいるなら大丈夫よね。』
信じてる
絶対に守ってくれる事を。
___1ヶ月後
神威「A、仕事行けそう?」
『近いから平気だよ。』
アパート生活から一転し
今はタワーマンションの住人だ。
私の職場まで徒歩数分。
神威「何かあったらすぐ連絡しろよ?」
すぐ側に頼れる人がいる。
『ありがとう、行ってくるね!』
幸せだ。
____通勤中
「おい、Aじゃねぇか?」
その声は銀ちゃんだった。
『銀ちゃん!みんな!久しぶりだね。』
それに新八君に、神楽ちゃん。
もう何ヵ月も会っていなかったな。
新八「本当に久しぶりですね!元気…あれ?
Aさん、顔に傷跡が…」
あ…
自分ではもう見慣れていたから
違和感なかったな…
私の頬には暴行された跡が
まだ薄っすら残っている。
神楽「オマエにはデリカシーがないアルか!?
そんなんだからいつまでも童○アル!!」
『あ、コレは…』
久しぶりに会ってこんな状態なら誰でも突っ込みたくなるよね。
銀「男か?お前、変な奴に捕まったんじゃ…」
それは否定できないな…
『まぁね…。でも、もう今は大丈夫だよ!そんな男は別れたし、今は…』
3人「今?」
3人とも突っ込み早すぎ。
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月松(プロフ) - 吹雪さん» ありがとうございますヾ(o´∀`o)ノ (2018年9月16日 22時) (レス) id: 256a533235 (このIDを非表示/違反報告)
吹雪 - 素敵なコメントだなんて '0 ' `# 頑張ってください〜♪ これからの展開も楽しみにしていまーす(笑) 更新ファイトです!!! (2018年9月16日 21時) (レス) id: 0e33d807cc (このIDを非表示/違反報告)
月松(プロフ) - 吹雪さん» 素敵なコメント頂いて感激です(つд`)頑張るっ!!!!さて、これからもっと痒いムズムズする展開になるかもしれないので楽しみにしててください(笑) (2018年9月16日 8時) (レス) id: 256a533235 (このIDを非表示/違反報告)
吹雪 - こちらこそ、よろしくお願いいたします! 自信もっと持ってくださいな(^0^)/ こんなに素敵な作品を作っているんですから! 神威が助けに来てくれて、今、安心しました〜♪ (2018年9月16日 8時) (レス) id: 0e33d807cc (このIDを非表示/違反報告)
月松(プロフ) - 吹雪さん» ありがとうございます!ホントですか!?自信持てました(つд`)もちろん神威は再び登場しますよー(●´ω`●)頑張りますのでこれからもよろしくお願いします! (2018年9月15日 20時) (レス) id: 256a533235 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夢子 | 作成日時:2018年8月21日 21時