【銀魂/神威】Night King【現パロ】

決意 ページ35

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しばらく見とれた後、ふと我に返り
神威の顔をまっすぐ見つめ


『神威、ありがとう…』


感謝でいっぱいの気持ちを伝える。



神威｢俺も嬉しい。｣



ここは神威が幼い頃に住んでた場所。
お母さんとよくこの花畑に来ていたらしい。

ちなみに生まれ場所はもっと遠い所なんだって。



神威｢毎年、母さんの命日になるとここへ来て譲ってもらってるんだ。｣


この花、妹のお墓にも供えてあげたいな。


わざわざこんな遠い所まで足を運ぶなんて
なんて母親思いの息子なんだろう。





＿＿＿神威Side




神威｢必ずまた来よう。｣


いつかお前の妹にも供えてあげれるかな？



そう告げると、Aは
今までにないくらい飛びきりの笑顔を見せた。


俺達は再び車へ乗り家路へと向かう。




走れば走るほどAと過ごす時間が縮まってゆく。


ゆっくり走って時間を稼ごうか…
なんて色々考えたり




走行して数時間が経ち
彼女の自宅の方面に入る頃

道路脇に停車した。



『どうしたの？』


もう言ってしまおう。



神威｢A、今まで黙っててごめん。

俺はエリナを知っている。｣



『え…？』



俺の顔をジッと見つめて固まった。




『やっぱりか…』


彼女はあまり驚いていない。



神威「初めてAの顔を見たとき、エリナだと思って驚いた。」


『神威はエリナの何なの？』


何と聞かれても答えようがない。


神威｢守ってやりたかった…なのに、何もできないまま彼女は死んでしまった。だから、今度はお前を守りたいと思ったんだ。｣


俺は一方的に自分の思いを言葉に出した。


『守りたいなんて…私ってそんなに可哀想？無責任な事言わないでよ。もうエリナは居ない。私とあの子を重ねて哀れみの目で見ないで…』






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