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神威「へぇー、ホストで借金か。ま、よくある話だ。まさか君もそうだったとはネ…」
彼は私の借金事情を知ると急に冷たい口調で喋り始めた。
「ホント呆れるぜ〜。また借金作る気か?」
鬼塚もベラベラと嫌みを言う始末。
もう耐えられない…
神威「だけどさ夢園さん、ホスト嫌いだろ?そんなヤツの為にどうして借金したの?」
私のホスト嫌いを見抜いてたんだ…
『それは…』
神威「結局同じか…」
「ハハハ!ホスト狂いの女はどれも同じだなぁ!」
神威「お前に言ってるんだよ!!!」
神威さんは
声高らかに笑う鬼塚に対して怒涛の一撃。
鬼塚は豪快に飛ばされ
コンビニ前のゴミ箱で身体を強く打った。
「イテテ…何すんだてめぇぇえ!!」
神威「女たちをこんな悲惨な目に遭わせたのはオマエらだろ…!!!」
神威さん…!
「貴様ぁぁぁぁあああ!!!」
鬼塚は彼に反撃しようと立ちあがり
鬼の形相で近付いてきたのだ。
やばい…
鬼塚と神威さんでは体格の差があり過ぎる…
もしやり合ったら…
神威さんが……!
『やめて!!!』
危機を感じた私は無駄だとわかっていても
彼を守るために駆け寄った。
その瞬間…
神威「邪魔だっ!!」
彼はそう叫んで私を押しのけ
鬼塚に立ち向かって行ったのだ。
神威「これ以上女を傷付けたら俺が許さない!」
鬼塚に掴みかかり一心不乱に殴り続ける神威さん
「ぐぁッ!!ゲホッッ!!!」
鬼塚が一撃も出せないほどのスピードで
どんどん進攻していく。
私はそれをあ然として見つめるしかなかった…
「はぁ…はぁ…この…クソ餓鬼…!!」
そのうち鬼塚はその場に倒れ込んで動けなくなり、そのまま力尽きた。
神威「ふぅー、掃除完了ーっと♪」
あれだけの動きをしていながら全く息が上がっていない…
神威「夢園さん、怪我は?」
そう言いながら私の肩に優しく触れた。
『平気です…あの…何も役に立てなくてごめんなさい!そして…助けてくれてありがとうございます…!!』
神威「いいんだ、俺を守ろうとしてくれたんだろ?嫌いなホストのために体張るなんておかしなコだ♪」
私は力が抜けて、その場に崩れ落ちた。
鬼塚の方へ視線を向けると過去の事が頭を巡り
怒りが込み上げてきた。
『私の妹…あいつらのせいで死んだ…』
神威「え?」
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月松(プロフ) - 吹雪さん» ありがとうございますヾ(o´∀`o)ノ (2018年9月16日 22時) (レス) id: 256a533235 (このIDを非表示/違反報告)
吹雪 - 素敵なコメントだなんて '0 ' `# 頑張ってください〜♪ これからの展開も楽しみにしていまーす(笑) 更新ファイトです!!! (2018年9月16日 21時) (レス) id: 0e33d807cc (このIDを非表示/違反報告)
月松(プロフ) - 吹雪さん» 素敵なコメント頂いて感激です(つд`)頑張るっ!!!!さて、これからもっと痒いムズムズする展開になるかもしれないので楽しみにしててください(笑) (2018年9月16日 8時) (レス) id: 256a533235 (このIDを非表示/違反報告)
吹雪 - こちらこそ、よろしくお願いいたします! 自信もっと持ってくださいな(^0^)/ こんなに素敵な作品を作っているんですから! 神威が助けに来てくれて、今、安心しました〜♪ (2018年9月16日 8時) (レス) id: 0e33d807cc (このIDを非表示/違反報告)
月松(プロフ) - 吹雪さん» ありがとうございます!ホントですか!?自信持てました(つд`)もちろん神威は再び登場しますよー(●´ω`●)頑張りますのでこれからもよろしくお願いします! (2018年9月15日 20時) (レス) id: 256a533235 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夢子 | 作成日時:2018年8月21日 21時