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あ「ソクジンさん、ジミン先生。ジミン先生、ソクジンさん。ほら、言いつけ通り友達作ったよ」
JM「は?ともだち?」
JN「あひゃひゃ、君ほんと予想外のことばっかしてくれるね!あぁ、ほんと面白い」
ジミン先生の仕事が終わるのを待って、
先生の車でソクジンさんの家に帰った。
そしたら家にはもうソクジンさんが帰って来ていて、「新しい友達」を紹介すればご機嫌に笑った。
ご機嫌は長続きするみたいで、
「今日の夜は僕が作ってあげるね」だって。
嬉しそうな顔をしたソクジンさんを見れば、何だか私の心まで軽くなったような気になる。
なにこれ。
、、、変なの。
JM「あ、ねぇA」
あ「なに?」
JM「車に鞄忘れちゃった、取って来てくれない?」
あ「なんで私が!」
JM「えぇ〜いいじゃん!僕たち友達なんだし、ね?」
首を傾げて可愛い子ぶってるはずなのに、
なぜか有無を言わせぬ雰囲気があった。
仕方ない、取りに行こう。
*
JM「そういう事情ならまぁ、殴るのは辞めてあげます」
JN「やぁー!殴る気だったの?勘弁してよ、もう一発貰ってんだから」
鞄を取って部屋に帰れば、
何やら2人が話しているようだった。
事情?殴る?
JM「、、、、でもこの先少しでもあの子を危ない目に合わせたら、ただじゃおかへんからな」
訊いたことのない先生の凄みの効いた声にサッと血の気が引いく。
私は慌ててリビングの扉を開いた。
あ「な、なに話してんの?」
JM「はは、何でもないよ!鞄ありがとね、さっ!早くゲームしよ」
あ「、、大丈夫?」
JN「ふふ、何でもないって。それよりAちゃん、いい友達見つけたね!」
目を細めて優しく笑うソクジンさんはまだまだご機嫌だ。
なにこの世界。
私だけ別軸にいる感覚。
JM「ってか、友達って何?僕なにも聞かされてないんだけど」
JN「ジミン先生はAちゃんの4回目の人生の2番目の友達でしょ?僕は1番目なんだよ、友達の友達は友達って言うし、僕らも今日から友達だよね?よろしく」
JM「4回?2番目?、、え?なに?なぞなぞ?」
ずっとあひゃひゃと笑っているソクジンさんと
ずっと説明を待っているジミン先生と
別軸の世界にいる私。
カオスな状況で私は、考えることを放棄して笑った。
だって考えるだけ馬鹿馬鹿しいんだもん。
もうどうでもいいや。
取り敢えず分かるのは、
ここにいる3人は"友達"だってことだけ。
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ruru_chandayo00(プロフ) - 続き待ってます! (8月7日 10時) (レス) @page31 id: 9f9b345cea (このIDを非表示/違反報告)
シャシャ(プロフ) - 続き見たいです>< (2022年6月30日 16時) (レス) @page31 id: d9047304dc (このIDを非表示/違反報告)
琳那-RINNA-(プロフ) - かえでさん» 返信遅くなってしまい申し訳ございません。私も自分自身の反抗期を思い返しながら、今更ながら当時見放さないでいてくれた方々に感謝しています。素敵なコメントありがとうございます!これからも頑張りますので、よろしくお願いします。 (2021年8月8日 13時) (レス) id: 9dd487a618 (このIDを非表示/違反報告)
琳那-RINNA-(プロフ) - ルイスさん» 返信遅くなってしまい申し訳ございません!素敵なコメントありがとうございます!本当に嬉しいです。これからも頑張りますので、よろしくお願いします。 (2021年8月8日 13時) (レス) id: 9dd487a618 (このIDを非表示/違反報告)
かえで(プロフ) - はじめまして!このお話本当に自分の反抗期のことを思い出して涙を流しながら読ませて頂いてます!本当に面白いです!続きが気になります! (2021年8月6日 23時) (レス) id: 2feed9c459 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:琳那ーRINNAー | 作成日時:2021年4月4日 1時