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パパは手に紙袋を持ってリビングに返ってきた。
TH「ごめんね、もっと早く渡しといてあげたらよかった。不安だったよね、ごめんね」
なんでパパが泣きそうになるの。
、、関係ないじゃん
TH｢こっちが多い日用、寝る時はこれが安心だと思う、んで、こっちが普通の日用。トイレに行く度に変えた方が衛生的にいいからね、めんどくさいだろうけどそうしてね｣
正直びっくりした。
なんでこんなに詳しいの、
TH｢使い方とりあえずここに書いてあるからやってみて、今からおばあちゃんに来てもらうから。詳しいことはおばあちゃんに聞いてね｣
テキパキと動き出すパパについて行けなくて呆然とする。
TH「ジョングガ！お母さん迎えに行って！」
JK「え、なに？どっちの？僕の？」
TH「いつまでお粥作ってんのさ！もう！早く行ってってば！」
JK「痛い痛い、叩かないで、、分かった行くから」
遠くから聞こえてくる理不尽な言葉に少しだけ笑った。
‛
おばあちゃんが来るまでの間
パパは温めなきゃだめだよって私を布団に押し込んで
ココアに、チョコに、
イチゴに、ナッツに
湯たんぽに、カイロに
そんなに構わなくてもいいのに。
、、、別に一人でも大丈夫なのに。
「お腹痛くない？大丈夫？」って何度も聞きながら、壁を向いて寝転ぶ私の腰を擦り続けるパパの存在を感じながら目を閉じた。
‛
懐かしい、これはいつだっけ？
幼い私が長髪のウィッグを被ったパパにメイクしてる。
アイシャドウは何それって引いちゃうような色だし
リップなんて大幅にはみ出してる。
それでもパパは文句ひとつ言わずニコニコ笑って
「A上手だね」って。
パパが私にしてくれるメイクは仕事柄からかとても上手くて、お姫様になれるみたいで本当に好きだった。
お気に入りの服を着て
２人でリビングをランウェイに見立てて歩くの。
そうしてたら、お父さんが帰って来て
「美人がいる！」ってカメラを構える。
なんの攻撃もうけない、
ただただ３人だけの幸せな空間だった。
頭を撫でられる感覚に意識が浮上した。
ゆっくり目を開ければそこには
優しく笑ったパパの方のおばあちゃんがいて
パパの姿は見当たらなかった。
GM「Aちゃん幸せそうに笑ってたよ。どんな夢見てたの？」
そう言われて思い返すけど、
幸せな気持ちだけが蘇ってきて内容までは浮かんでこなかった。
、、、さっきまで確かに見てたはずなのに。
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ruru_chandayo00(プロフ) - 続き待ってます！ (8月7日 10時) (
レス) @page31 id: 9f9b345cea (このIDを非表示/違反報告)
シャシャ(プロフ) - 続き見たいです>< (2022年6月30日 16時) (レス) @page31 id: d9047304dc (このIDを非表示/違反報告)
琳那-RINNA-(プロフ) - かえでさん» 返信遅くなってしまい申し訳ございません。私も自分自身の反抗期を思い返しながら、今更ながら当時見放さないでいてくれた方々に感謝しています。素敵なコメントありがとうございます！これからも頑張りますので、よろしくお願いします。 (2021年8月8日 13時) (レス) id: 9dd487a618 (このIDを非表示/違反報告)
琳那-RINNA-(プロフ) - ルイスさん» 返信遅くなってしまい申し訳ございません！素敵なコメントありがとうございます！本当に嬉しいです。これからも頑張りますので、よろしくお願いします。 (2021年8月8日 13時) (レス) id: 9dd487a618 (このIDを非表示/違反報告)
かえで(プロフ) - はじめまして！このお話本当に自分の反抗期のことを思い出して涙を流しながら読ませて頂いてます！本当に面白いです！続きが気になります！ (2021年8月6日 23時) (レス) id: 2feed9c459 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：琳那ｰRINNAｰ | 作成日時：2021年4月4日 1時
