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JN「ふふ、気まずいね」
バックミラー越しにソクジンさんと目が合った。
自分からこの状況を作ったくせに。って言葉は唾と一緒に飲み込んだ。
きっとこの人には何言っても無駄。
そう、お父さんタイプ。
門限が近くなってきていつものようにオッパが車の鍵を持ったところで、「送っていく」とソクジンさんが言い出した。
正直、仲良くなったという認識は全くなかった。
掴みどころがなく、どこか胡散臭ささえあるこの人を短時間で信用しろという方が頭おかしいよ。
でも、まぁ。
ユンギオッパは信用してるみたいだし。
、、良い人だとは思う。
あ「あ、そこの白い家」
JN「やぁー、予想以上に大きい家だね」
あ「大きければいいってわけじゃないでしょ」
JN「ふふ、人生３回目みたいなこと言うね」
あ「、、４回目の人生はもっとマシならいいのに」
JN「３回目の人生は気に入ってない感じ？」
あ「当り前。こんな人生、大っ嫌い」
JN「どうして？」
優しい声にジワリと涙が滲んで視界が揺らいだ。
それを誤魔化すように眉間に皺を寄せる。
泣いたって意味はない。
初めて会ったこの人に理由を話して何になるの。
急に黙った私の様子を窺うように
ソクジンさんは車を止めてこちらを振り返った。
その嘘くさい笑顔に益々話す気がなくなった。
あぁ、あと１００ｍもすれば私の家なのに。
仕方ない、歩こう。
JN「ねぇ、僕が誘拐してあげよっか？」
ドアを開けようとして身体が固まる。
物騒な言葉のわりにやけに明るい声色だったように思う。
あ「、、え？」
JN「僕が君に４回目の人生をあげるよ」
相変わらず嘘くさい笑顔だった。
だけど、私はその魅力的すぎる言葉に頷いた。
JN「さ、ここが僕の家だよ」
ソクジンさんの家は何て言うか、至ってシンプル。
リビングと寝室とあと使ってない部屋。
「物置部屋にしてるだけだから好きに使って」って、使ってない部屋に通された。
物置、って言葉がぴったりなこの部屋には必要なものが一つもない。
あ「ねぇ、ベッドは？」
JN「えー？ないよ、僕一人暮らしだし」
あ「じゃあ私はどうやって寝ればいいわけ？」
JN「だから知らないって。好きに寝なよ、あ、毛布はそこのクローゼットに入ってるから」
「じゃあ、僕はシャワー浴びてくる」って
サッサと消えて行った。
、、お腹空いた。
こんな時に限って頭に浮かぶのは
パパのキムチチャーハン。
でも、私はもう帰れない。
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ruru_chandayo00(プロフ) - 続き待ってます！ (8月7日 10時) (
レス) @page31 id: 9f9b345cea (このIDを非表示/違反報告)
シャシャ(プロフ) - 続き見たいです>< (2022年6月30日 16時) (レス) @page31 id: d9047304dc (このIDを非表示/違反報告)
琳那-RINNA-(プロフ) - かえでさん» 返信遅くなってしまい申し訳ございません。私も自分自身の反抗期を思い返しながら、今更ながら当時見放さないでいてくれた方々に感謝しています。素敵なコメントありがとうございます！これからも頑張りますので、よろしくお願いします。 (2021年8月8日 13時) (レス) id: 9dd487a618 (このIDを非表示/違反報告)
琳那-RINNA-(プロフ) - ルイスさん» 返信遅くなってしまい申し訳ございません！素敵なコメントありがとうございます！本当に嬉しいです。これからも頑張りますので、よろしくお願いします。 (2021年8月8日 13時) (レス) id: 9dd487a618 (このIDを非表示/違反報告)
かえで(プロフ) - はじめまして！このお話本当に自分の反抗期のことを思い出して涙を流しながら読ませて頂いてます！本当に面白いです！続きが気になります！ (2021年8月6日 23時) (レス) id: 2feed9c459 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：琳那ｰRINNAｰ | 作成日時：2021年4月4日 1時
