この状態の名前は？ ページ16
ーJNー
JN「ねぇ、まさかシャワー浴びてないとか言わないよね？」
あ「ちゃんと浴びましたよぉー」
短い針が二度目の１２を通り越した頃
やっと仕事が終わり、宿舎の自分の部屋に帰ってみるとAが僕のベッドにうつ伏せで寝っ転がっていた。
こういうことはたまにある。
Aの中で僕が帰ってくることは想定内なのか、想定外なのか。
聞いたことはないけど、毎回驚きもせず返答してくるあたり前者なのだろう。
あ「ジニヒョンお仕事お疲れ様です」
JN「あぁ、うん。ありがとう」
顔だけをこちらに向け、全く起き上がる気がないAをどうしてやろうか。
明日も朝が早い僕は一刻も早くそのベッドで横になりたいのだけれど。
あ「もう寝ますか？」
JN「うん、そうだね。僕の寝る場所を返してくれると助かるかな」
あ「、、、どうぞ」
JN「、、、、、殴られたいのか？」
あ「まさか」
Aはモゾモゾとベッドの端へ移動し、１人分のスペースを俺に示した。
なるほど、意地でもここから出ていくつもりがないらしい。
いつもだったら一言二言話すとフラリと部屋を出ていくのに、今日はどうしたって言うんだ。
JN「ジョングク呼ぼうか？」
あ「、、筋肉ウサギに運ばせようって魂胆ですね」
JN「いや、そうじゃなくて。まぁ、その気も全くなかったかって言われれば嘘になるけど。Aなんか疲れてるみたいだから」
あ「、、、、これは疲れてるんですかね？」
JN「いや。僕には分からないけど」
Aは最近、写真集撮影だなんだと言って世界中を飛び回っている。
僕らと違って、韓国での活動を主にしているAがここまで国境を越えての移動を繰り返すことは珍しい。
あ「ジニヒョンは僕より僕を分かってる時が多いんです」
JN「そうかな？」
あ「、、僕は自分が分からないから」
JN「AはAでしょ？」
どんどん小さくなるAの声が聞きずらくて、仕方なくAの隣に体を横たえた。
仕方なくだよ？声が聞こえないと会話出来ないでしょ？
そう、仕方なく。
あ「、、、疲れたってどんな感じですか？」
JN「うーん、身体が重く感じたり、もう寝たいって感じかな？」
あ「じゃあ、僕今それです」
JN「Aは長距離移動に慣れてないからさ。疲れちゃうんだよ」
あ「ジニヒョンは、、僕が、、、ううん。やっぱり何でもないです」
Aはそのまま寝息を立て始めた。
そんなAをジョングクが回収しに来るまであと数分
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alice(プロフ) - ルイさん» わぁ！！！！コメントありがとうございます！！！ほんとに嬉しいです！ルイさんのコメントを励みに更新頑張ります！！本当にありがとうございます！ (2020年12月22日 20時) (
レス) id: 9dd487a618 (このIDを非表示/違反報告)
ルイ - 面白いです！更新大変やと思いますけど頑張ってください！ (2020年12月22日 19時) (レス) id: f748b7cbb1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：琳那ｰRINNAｰ | 作成日時：2020年12月18日 1時
