ルイス家の娘ちゃん (ページ4)

今日:11 hit、昨日:44 hit、合計:36,860 hit

おうちに帰る時間ページ4

'

髙｢Aー、帰る準備してー｣

SixTONESハウスでの撮影が終わって
樹とパズルをしているAに声をかけるけど完全無視。

まぁ、そうだよな。
予想通りだけど無視は結構傷つくよ？

Aは人見知りを全然しない子で
初対面の人にも普通に話しかけるタイプ。

ジェシーに似て人が好きなんだと思う。

メンバーに初めて会った時はまだ赤ちゃんだったけど、その頃から誰に抱っこされても泣くことなく、何なら楽しそうにキャッキャ笑っていた。

そんなAがよく会う、さらに可愛がってくれるメンバーを嫌いになるはずなくて、メンバーがいる仕事場に連れてきたらずっとご機嫌でいてくれる。

それはすっげぇ助かるんだけど、帰る時は毎回言うことを聞かないワガママ娘に変身するから困る。

髙｢A、靴下はくよ！｣

あ｢ぱじゅるおわったらね！｣

髙｢だめだめ、もうぶっぶ乗らないとだから｣

あ｢Aぶっぶのらないもーん｣

髙｢朝ダディの言うこと聞くってお約束したよね？忘れちゃった？｣

あ｢ちらなーい｣

よく喋るようになって成長が嬉しい反面、
生意気に言い返してくるとイラッとしてしまう。

親なのにダメだなぁってため息が漏れる。

ジ｢なぁに？Aまたお約束破ってるの？ダダとさっきお話したばっかだよね？｣

ジェシーの言葉にまずいって顔して
そそくさと俺の元にやってきた我が娘。

さっき約束破ってお菓子をいっぱい食べたのバレたばっかなの、こいつ。

これ以上約束破るとジェシーのカミナリが落ちることは幼いながらに理解しているらしい。

胡座を組む俺の足にすっぽり収まったAの小さい足に靴下を履かせてやって、｢お片付けして｣と背中を押してやる。

あ｢あい！じゅいー？おかたじゅけしゅるよー｣

髙｢なんでだよww｣

メンバーの中でも特に自分に甘い樹に対して、Aはよくお姉さん風を吹かせてて、今も｢やれやれ｣なんて言いながら樹のお片付けを手伝ってるつもりらしい。

いやいや、Aさん。

そのおもちゃも、そのお人形さんも
全部あなたが散らかしたものですよ？

松｢A、テテちゃん忘れてたよ｣

あ｢あ！てて！もぉ！まいごになったらめっでちょー？｣

ジ｢DAHA！それAが放り投げたやつでしょ？｣

今の今まで存在すら忘れてたテディベアのテテちゃんにプリプリ怒るAが面白くて吹き出した。

どんなにわがままでも生意気でも
やっぱり我が子は愛おしい。

'