埼玉西武ライオンズの女の子 (ページ10)

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side 浅村栄斗

'' 浅村さんがかっこいいなんて知らなかった ''

その言葉が頭の中をループする

あんなに見つめられたの多分初めてやし、その時の俺は多分かなり戸惑ってた

秋山「あさ、見てたよ～」

うわ、最悪

人が色々考えてる時に空気読めんのやろうな！

「秋山さん勘弁してくださいよ」

秋山「で、正直言うと？」

何を聞いてるのか、もう分かってるはず

「え、何がですか」

でも、ここは1回とぼけて交わす

秋山「好きなんだろ、あいつのこと」

もうこれは紛れも無い事実であって
なんの言い訳もできん

「でもあいつは俺のことそんな風に見たことすらないと思いますよ」

もう笑うしかないくらい男として見られてない

頼れる先輩ってポジションでもないしだからと言って何でも話せる男友達ってポジションでもない

Aにとっての俺はどんな存在なのか
… それは今でも謎のまま

秋山「でも可能性があるってことだろ」

「どうでしょうね」

相手は絶対自分のことを好きじゃないと確信できるのに好きっておかしいよな

秋山「俺的にはあると思うけどな～」

ちょっとはそう言う感じ出さないといつまでもこのままだぞって念押しされる

それは分かってます、痛いほどわかる

でも今の俺なら多分無理です

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