涙の理由 2 ページ13
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永瀬・平野・高橋・葉月「「お疲れ様でした」」
いつも通り17時に解散
永瀬「A、今から皆でご飯行かん?」
『あ、今日は用事あるからまた今度行こ?着替えるから帰ってて〜!』
平野「おん!じゃあまた今度なぁ〜」
高橋「ばいばーい!」
ガタンッ
みんなが帰った後は出来てないところの確認や
バク転、ローラー、バトンの練習
バタッ
『いった、、』
バク転の練習、何度も転んで膝に痣が増える
一週間前の打ち合わせの様子や今日の振付師さんの言葉が頭をよぎった
『__ッどうしたらいいんッ 』
自分1人のせいでMr.KINGのパフォーマンスの質を下げてメンバーの良さを消して
いくら練習しても上達しない自分の不甲斐なさについ涙が溢れた
ガチャ 、
永瀬「A?やっぱ残ってた」
『 …… 』
うずくまって泣いている葉月を後ろからそっと抱きしめる
『ッごめんなさい、私のせいでごめんね、、打ち合わせのこと聞こえちゃってん。私が何も出来へんからバトンの技も私に合わせてバク転も私が出来ないから回数減らして貰って、、なにやってんのやろ、、皆のこと大好きやのにこんなん足引っ張って邪魔してばっかりやん』
永瀬「ッ アホ 」
葉月と向かい合って葉月としっかり目を合わせる永瀬の目には葉月程ではなくてもうっすら涙が浮かんでた
永瀬「ここまで気づいてやれんくてごめん、でもこれだけは分かってな?俺らは絶対Aの事邪魔とか思わへん。確かにAは1人女子で上手くいかへん時やってあると思うけどこうやって1人で頑張ってるやん。絶対にAと一緒に頑張りたいねん。お前がおらなKINGじゃない。」
永瀬が葉月の膝の痣をそっと撫でて切なそう表情を浮かべた
『ッ___ 』
永瀬「やけどな俺らにもっと頼ってほしいし辛い事は全部教えてほしい。もっとAの力になりたい、皆大好きやねんで。」
『廉 、、ッ 』
栓が抜けたように泣きじゃくる葉月をきつく抱きしめた永瀬
ガチャ
再びドアが開いて高橋と平野も入ってきた
平野「俺らはずっとAの味方やから。これからも一緒に頑張ろな。」
高橋「かいに出来ることなら何でもしたい。だからもっと頼ってね。」
『皆ありがとう。大好き』
絆を深めてまた4人で頑張ろうと決めたKINGでした。
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恭平いぇあ - 青春ダンスを私はどうしても見たくたくなくて、見なかったんですけど…こういうのを見るとKINGは誰にも負けないくらいキラキラしてて心も強い王子様なんだなって思いました! (2017年2月9日 18時) (レス) id: 2d1268a27b (このIDを非表示/違反報告)
岩橋ぴくみん(プロフ) - のんたんさん» 全然小説初心者です!でもありがとうございます!とても嬉しいです。 (2017年2月4日 0時) (レス) id: e114312344 (このIDを非表示/違反報告)
のんたん - 私的には、青春ダンスの部分や喧嘩の部分が凄く泣けました! 作者さん、小説かくの上手ですね!私も参考にしたいです! (2017年2月3日 22時) (レス) id: 722c1fe494 (このIDを非表示/違反報告)
まい(プロフ) - めっちゃおもしろくて、更新を楽しみに待ってます♪主人公たゃんぎKINGのみんなと仲良くて羨ましいですwここから誰かと付き合うとかあったりしますか?私的には廉くんだと嬉しいです (2016年12月6日 7時) (レス) id: 21665057a6 (このIDを非表示/違反報告)
岩橋ぴくみん(プロフ) - 廉LOVEさん» ありがとうございます〜泣、これからも見てください! (2016年11月28日 18時) (レス) id: e114312344 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:岩橋ぴくみん | 作成日時:2016年11月19日 23時