† 9 † ページ13
皆が部屋の掃除に行ったため暇になってしまった。
「なんかつまんないな。ちょっと申し訳ない気もするけど......探検しちゃいますか！！」
変なとこにとばされてもオカルトサークルの１人だ、徹底的に調べ尽くしてやろうじゃないか！
「あの人たちいるし2階には近づかない方がいいか。
じゃあ.....音立てずに階段の後ろにある廊下からいこうかな。」
「うわぉ、めっちゃ暗い、」
廊下は暗くて試しに所々に部屋の扉を開けようとするがどれも開かない。
壁に特徴的な見覚えのある蝋燭立てがつけられていてその蝋燭の明かりだけが頼りだから
結構スリルがある。めっちゃ楽しい、
「てかまって、確かこの方向さっき.....」
なんか忘れてるような、
『Aちゃん、こんなとこでなーにしてるにゃー？』
「えっ、」
耳元で囁かれて思わず振り返るとそこには黒いフード付きマント？を被った不破さんが立っていた。
そうだ、さっき探検する前不破さんこっち行ってたんだった。
『駄目やで、こんなとこ居たら。ほら、早く広間に戻ろうな？
ちょっと俺いかないといけないとこあるからいつか案内してあげる。』
にぱにぱとした笑みをして諭すように言ってくる。
これじゃあ続行出来なさそうか.....
しょうがない、''今回''はいったん止めよう。
「.....分かりました.....。どっか行くんですよね。えと、行ってらっしゃい。」
『.....！じゃあ行ってくるわ！！またあとでな！』
私が行ってらっしゃいと言うとご機嫌で不破さんは廊下の奥の方に消えていった。
.......何で大きい血の付いた鎌みたいなものを持っていたんだろう？
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 233人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：a | 作成日時：2024年2月4日 12時
