SiO2の少女 (ページ7)

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騒がしい時間ページ7

『ん、誰？Aのお友達？』

「そうですけどぉ？！」

『いや、なんで怒ってんの？Aのお友達ちゃん。僕ら何もしてないんだけど....？』

黛くんは何もしてなくても叶くんはなにもしてなくはないよ？

「ねえ、Aー、マジでこいつらなんなの！！」

そんなこと言われてもなあ、

「何なんでしょう....あ、同居人？になったひと？」

「ど、う、きょ、に、ん？！？！許さないわ！絶対に！」

『んえ～、何でなん？』

もう黙ってくれ.....

「だって成人男性と思われる集団の中でこんな可愛い私のAがさ、暮らしてるのよ？！
私も一緒にAと暮らしたいのにぃ、こんなことあってたまるかーーー」

めっちゃ暴走してるって、雪....

『...んなぁ、話を遮るようで悪いんだが....』

突然さっきまで黙っていた葛葉さんが険しい顔で唸るように呟いた。

『どうしたのくーちゃん？』

「どうしたの、居候。」

『くーちゃんって呼ぶなぁ！』って怒ってるけどいや、呼び名よ。くーちゃんってなんやねん。

まあ、険しい顔だったし何かあるのだろう。聞いてみるか。

「....どうしたの？葛葉さん？」

『A、いや、なんか、誰かの気配しね？』

ん？気配？しなくね？

『ねえ、そういえば明那と不破くん居ないんだけど。』

......え？

「確かに静かだ.....」

『はあ、あいつ等どこ行ったんだよ？』

そう言ってお互いがお互いに顔を見合わせたとき外から声が聞こえた。

『いきなり羽交い締めマ？！』

『いや～何かいると思ったらローレンやったかぁ！』

『ね～俺ビックリしたわ！』

『ちょ、イタタタタタタタタ』

ローレン....？いや誰やねんてか人の家の前で一体なにしてんだ？？