地獄会議（比喩） ページ5
皆に先に手を洗ってリビングで待っててとお願いして制服から着替えてます。
普通に聞きたいこと多すぎるけど多分教えてくれない気がするし、それより彼らは何者なの？
てか学校よ、学校行けてないんだけど、まあいいや。
下に降りると皆が机を囲んでじゃんけんしながら待っていた。
する事が幼稚な気が....
「皆お待たせ、」
『んもーA遅いよぉ、』
叶が頬を膨らませて怒っている。
「ごめんごめん」
『それで話したいことって何？』
「いや、皆はそもそも何で私を見つけたとき誰かと間違えているのかなぁ？って思って、」
私がそう言うと皆が少し悲しげな顔になる。これマズい発言だったか？
「あの、なんかごめん、気になっただけだから。」
そんな悲しそうにされたら申し訳ない.....
『んや、大丈夫やで〜。それより、俺ここ気に入ったわ。ここに住んでもええ？』
いやなんでそうなるんだよ。さっきまで悲しそうだったのにめっちゃ今目を輝かせてる。
「いや、普通に無理。だってこの家ヒンヤリ怪奇現象ハウスになるじゃん。」
『俺からもお願い！家事するから！あ、ちなみに俺の名前明那です！』
『俺もお願いｯｽ.....』
もうやだって不破湊だけかと思いきや全員住むつもりなんかい。ていうか自己紹介今？
「.....皆忘れてんのかもしれないけど多分私以外の人に見えてないよ？
なのに家から音がしてたら近隣の人たち怖がると思うんだけど。」
どうだ。これで皆引き下がるだろ！
『それは大丈夫だよ。俺ら人に見えるように出きるから。』
マジで？希望砕かれたんだけど。
「うーん、けど、ぁ！皆羽生えてたりケモ耳生えてたりしてるじゃん。」
『これ？その事だけどこの羽隠せるんだよね。ほら。皆も隠せるよね〜』
叶から羽がパッと無くなった。
それを見て葛葉さんも明那？さんも皆人外要素を隠した。クソっ。
『ってことで、僕たちここに住むから。これからよろしく〜♡』
「わかりました......」
話し合いは大敗北だよ。これから一緒に住むことになっちゃった、
これからどうしたらいいんだ......
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作者名：a | 作成日時：2023年12月25日 13時
